こころとからだがかたちんば

YMOエイジに愛を込めて。

砂原良徳  「The Sound Of '70s」

2005-05-31 00:07:42 | 音楽帳
御徒町のCDショップで日曜に購入。

前からカセットでは数曲持っていたが、いつかCDで買わなきゃと思っていたところ、CDがあったので買ったもの。

我輩の幼少の頃は、「海外旅行」とか「ジャンボジェット機」というものへの憧憬があった。
空港は異国へと短時間でトリップできる異世界への入り口だった。
そこを離着陸するのは、クニとクニを結ぶ無国籍な、どこにも所属しない別空間を漂う飛行機の存在。

親が海外旅行をしたときの、航空会社のパンフレットを、箱に入れて宝物にしていた。

まさか、同じような気持ちでいた少年にこうして遭うとは思っていなかった。
砂原さんのCDを聞いて、あのパンフレットは何処にいったのかと急に思い出した。
多分、捨てられることなく、押入れのどこかに眠っているのだろうが・・・・。

ジェットストリームでかかっていても別段違和感の無いCD。
実に70年代的。

クイズ番組の最後に、クイズに当たると行ける「空の旅」を模して、飛行機が雲海を漂うイメージシーンがよく流れていた。少年は空に憧れていた。

今はなきパンナムのジャケットが、これまたグッと来る。

これらのことに共感出来る年代の少年向けCDです。

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坂本龍一 「Front Line」

2005-05-30 00:08:51 | 詩、セリフ・・・そして、コトバ
この頃の、シャイでロマンティシズムをたたえた「教授」が今でも好きだ好きだ大好きだ!

1980年のワールドツアーから1981年の「BGM」製作にかけて、坂本龍一の精神状態はかなり悪いものであったらしい。
音楽を作ること自体へのエクスキューズ、悩みは深く、それは「BGM」の「音楽の計画」と、このソロシングル「FrontLine(前線)」に反映されている。

この2曲は双子のように共通した心境が伺えるし、極めて露骨な表現が用いられている。
そこに切迫したものを感じる。今ではこういったあらわな表現をすることは無くなったが、こういうところは本来の「教授」の魅力の1つの側面だった。



【坂本龍一 フロント・ライン】

「時々恋愛もしたいが
足手まといは困るよ。

時々疲れることもあるが
休むことはできない。

時々全てを投げ出したくなるが
それができないものをしょっている。

時々全てを破壊したくなるが
そうしても何も生まれないことを知っている。

みんなこんな音楽が必要かい?
みんなこんな音楽で楽しいかい?

朝、養鶏場でテレビをつけて
コーヒーとトーストを食べる。

夜、世界がまっくらなのに
ポッカリあいてる窓が1つ、それが僕だ。

何処にいったらいいかわからない。
何処にいったらいいか決められない。

音楽を知らない子供達が、フッと歌うその中に
答えがあるようだ。

音楽っていう小さな戦場で
ぼくは兵士になる。
音楽は意識の戦い。
だから僕は兵士。」(日本語:坂本/英語訳詩:ピーター・バラカン)

【写真】は、このシングルの写真。坂本龍一、29歳の肖像だ。
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スクリーミング・J・ホーキンス 「Cow Fingers & Mosquito Pie」

2005-05-29 22:17:14 | 雑記帳
神保町をぶらぶら。
三省堂本店1階で、CD・レコード市をやっているので、のぞいた。

そしたら、ずっと探していたCDを発見!
1400円を払って購入。

CD全体では無く、実は、ある曲を聴きたいだけだった。

1990年に「スネークマンズ・ロック・ショー」でかかったスクリーミング・J・ホーキンスの「ホンコン!」という曲だった。

偶然、見つけた彼のCDの6曲目に、その曲を発見したのだ。

ネットでこのCDを調べると、ricky78さんのコメントにこういうものがあった。
「異端のブルースメンと呼ばれた彼のとりわけ、最も脂の乗り切った時期をぎゅう詰めにしたベスト盤。とにかくどの曲でも必ず意味もない雄叫びをあげまくり、訳の分からない動物の鳴きマネを大げさにし、怒鳴り散らし、しまいには持ち前のエンターテイナー精神丸出しで偽中国語、偽ドイツ語等をさも当たり前のようにペラペラとしゃべりだす(笑)。一応ブルースメンとして知られる彼だが、その本質はとにかくいい意味でナンパ、且ついい加減(笑)。ブルースもあればモダン・ジャズもあり、流麗なオーケストラをフィーチュアしたスタンダード風ナンバーありと実になんというか、破天荒なお人だ。どの曲も過剰に大げさで聴いていて本当楽しいね。この人最大の有名曲③(ジャームッシュ効果でさらに知名度上がりましたね)や、もうやめて!っていうぐらいにしつこくダメダメな中国語を自信たっぷりに披露し続ける⑥、一曲の中でホンコンからドイツ、パリ、果てはアフリカまで横断してしまう底抜けに楽しい⑧、お得意の(?)形態模写(鳥類)をバックトラックに延々と流す⑩、謎のアラビック歌謡⑬、永瀬正敏のCM(某カクテルバーのやつです)で流れていたカッコいい⑭等などこの人でしかありえない仕掛けがたっぷり。ヒップホップが好きな人にはバスタ・ライムズの元祖だと思ってもらえると分かりやすいかも。今は亡き役者バカ、ホーキンスをこれを聴いて少しでも感じてもらえたら嬉しいです。」

ブルースという分野は、余り聞いていなかったが、とにかく、この「ホンコン」という曲を聴いた時は「なんか、とにかくスゲエ、めちゃめちゃだけど、エネルギーがある」と思えて、その後、頭から離れなかった迷曲だ。

我輩はこの1曲しか知らないので、これからこのCDはじっくり聴いていくこととしよう。
しかし、なんてステキなジャケットなんだ!
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本日の昼食

2005-05-28 17:07:50 | 雑記帳
本日の昼食。=つけめん。

パック品のらーめんをゆでて冷たく冷やす。
つけ汁は自分で作る。ベーコン、きゅうり、ねぎ、にんにくを入れる。
旨かった。

花の華や、太陽堂、高田屋のまずさを考える。
なぜ、カネを払って不味いものを食べるのだ。

なぜ、100うん十円のカップラーメンのほうが旨いのだ!
なぜ、自分で作ったものの方が旨いのだ!(自分で作るから旨いのだという理屈は無しだ。不味いものは不味いのだ。)

ろくな店が無い。許せん!
不味いもの屋を告発せい!
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坂本龍一のサウンドストリート 1981年4月28日

2005-05-28 17:06:51 | 坂本龍一のサウンドストリート
この回は、ゲストは女優の藤真利子さん。

アルコ堂でも、この回は、正確にかかった曲を表記出来ていない。
その当時のテープを持つ我輩が正確に表記しよう。

1・HappyEnd (YMO「BGM」収録)
2・HappyEnd (坂本龍一「FrontLine」シングルB面 収録)
3・藤真利子 裸足の伯爵夫人(南佳孝さんの曲)
4・中島みゆき 明日、天気になれ
5・奥村チヨ 恋泥棒
6・藤真利子 ジェミニVSカプリコン(南佳孝さんの曲)
7・坂本龍一 FrontLine
8・矢野顕子 ただいま。

ぼそぼそ緊張しながら、照れながらしゃべる当時の教授が好きだった。







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坂本龍一 「Only Love Can Conquer Hate」

2005-05-27 00:40:25 | 音楽帳
23:50帰宅。
くたびれて夕食すらも食べたくない。
まず、もっとも、こんな時間に「夕食」も無いものだが。

冷蔵庫からチーズとビールを取りだし、ヘッドフォンをして、闇の中に消えていこうとする・・・。

何度も、繰り返し、坂本龍一の「Only Love Can Conquer Hate」を聴いている。
9分46秒の曲。
ひたすら、水のように音が流れる。途中、水のせせらぎの音、空を舞う鳥の声がする。
最後まで行くと、また戻る・・。


「愛だけが憎しみに打ち勝つことができる」というタイトル。
曲からそのタイトルをイメージできないが、この曲名はマーヴィン・ゲイの曲の中の歌詞の一節であるという。

明日は、金曜日だが、まだまだ、仕事の問題は山積だ。

だが、今は、何も考えたくない。
ひたすらビールを飲む。
次第に気持ちがよくなる。

0:44 二本目のビールを呑みだす。
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絶望

2005-05-26 00:01:57 | スケッチブック
毎日、うまくいかない。
よく考えると、そもそも、そういう生活を、気がつくと随分続けている。

日に日に被害妄想等という甘いものではなく、責められる感覚が染み渡り、日々が苦しくなっていく。

本日は、客から、自分の人格否定されるような発言を聞き、すっかり自分の駄目さ加減を感じ、へたり込んでいた。

そんな痛みが消えぬまま、引きずり、何度も幻聴じみた声が聞こえてくる夜。

「不安」という検索に引っかかった絵はムンクだった。

急にそれで、思い出したように画集を久々に取り出して見ていた。
大学生の頃、ムンクが好きだった。今でも好きだ。
実にリアルに伝わってくるのもあるが、自分の心境にぴったりで、色といい、形といい、影といい同じ精神状態を共有しているような感じがして、シンパシーを感じ、自分にとって、ある意味落ち着ける絵だ。

絶望こそが、自分が戻る宿だ。どうせ明日も同じ絶望が続くなら、絶望を身にまとい、自ら化け物に化してしまえ。
などという事もいいたくなっている。

【写真】はとりわけ好きな「メランコリー」。
血のような空、うねるような雲、フィヨルドの海岸には、悩み 佇む男。
完成された絶望。
ノルウェーに行きたい。と急に思った。
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緊急事態発生! 大変だあ!  坂本龍一コンサート2005!!!

2005-05-25 00:01:24 | 雑記帳
坂本龍一のコンサートが今年の夏あるとの情報を入手!
急遽、コンサートチケットの入手に奔走している。

今回はバンドの形態を取り、スティーヴ・ジャンセンがドラム、小山田圭吾がギターということで、いいねいいねえという感じなのだ。
スティーヴはデヴィッド・シルヴィアンのライブ、小山田はスケッチショーのライブと、2人とも昨年はコンサートで(まあ昔から音楽は知ってはいるものの)間近に見ているので、ついついミーハーに喜んでしまう。

昔、もっとも多感な中学・高校生の頃、コンサートにいけない生活を送っていたし、すっかりそういって、「いつか見に行く」と言いながら先延ばしにしている間に、我輩も随分と年をとってしまったから、今は逆に、こういったライブは見逃す訳にはいかない。

人生は短いのだから・・・・・。
いつまでも生きていられると思ったら大間違いだ。

いつだって、明日死んでもいいように、その瞬間その瞬間を切実に生きなければならない、と思っている。


■坂本龍一2005コンサートバンド予定メンバー■
坂本龍一(Pf,Keyboards,Computer Programming)
/Christian Fennesz(Guitar,Computer Programming)
/小山田圭吾(Guitar,Computer Programming)
/Steve Jansen(Drums,Percussion,Computer Programming)
/Skuli Sverrisson(Bass,Guitar)
 [映像]堀切潤(portable 【K】 ommunity)

ここ数日、昨年出た「キャズム Chasm」を聴いていた。
世間的には、評判の悪いCDだし、批判的なヒトが言うことも重々分かるが、我輩は好きだ。

何はともあれ、好きなヒトは急ぐべし。
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伊能忠敬のロマン

2005-05-23 21:51:59 | 雑記帳
伊能忠敬という人は、はじめて実測による日本地図を作った人として有名だ。
戦前は小学校の教科書に載せられ偉人とされたらしい。
我輩も、社会-歴史の授業で学んだが、そのとき浮かんだのが、コロコロと計測の機械を転がしながら、満天の星を見上げる伊能忠敬のイメージだ。

伊能忠敬は、とにかく、仕事では無く、風情を楽しみながら、測量をしていったイメージがある。
花鳥風月とは違うが、やっぱりロマンがありますな。
多分、楽しかったんだろうな。
偉業でありながら、義務では無く、日々の喜びとして旅を重ねていく伊能忠敬のイメージが湧いてやまない。

こういう生き方、死に方がしたいね。
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急がれる 東京まずいモノMAP作成!

2005-05-23 21:31:40 | 雑記帳
外食で、まずいものに当たってしまい、哀しくなるたび、ウソで塗り固められたトーキョーウォーカーやその他のウソ雑誌では無く、正当に味を判定、掲載する勇気ある雑誌があってもいいと思う。

しかし、所詮は広告費で採算をあわせているトーキョーウォーカーなどのゴミ雑誌は、カネを積まれてウソ原稿を書き続けているだけで、「本当のコト」など言わない。

仕方が無いので、我輩が、現代の伊能忠敬(初めて実測で日本地図を作ったヒト)のように、「東京まずいモノMAP」を作るしかないと使命に燃えている。

みんなが不幸にならないように。
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