その2枚中の1枚「I'm Thinking Of You Now」が好きだったが、当時は幸宏のオールナイトニッポンから録音したガサガサのAMラジオの音のみ。我慢してそのカセットテープで満足させていたが、その後かなり経ってyoutubeによってクリアーな音で聴くことが出来るようになった。 メロディの良い1曲は、個人的に勝手に「叙情派テクノ」と自分の中で分類していて、そこには大好きなチャイナ・クライシスが位置している。
ちなみにこのイネビタブルには、ピート・バーンズ率いるデッド・オア・アライヴやワー!(・ヒート)なども所属していた。 みんな「卒業」して、大きなレーベルからレコードを出すことになっていった。 じゃあ、ボックス・オブ・トーイズはどうなったのか?は私はよく知らない。バンド名を変えたり、他で活動をしていったのかもしれないが。 まあ、「I'm Thinking Of You Now」が聴ければ、自分はそれでもう満足だけども。
エルビス・コステロ提供の楽曲、a-1「(I Love You)When You Sleep」。あなたが眠っている姿が好き、というささやかな言葉の永遠。この名曲はイギリスでシングルカットされた。その7inchシングル盤も持っている。ポール・ウェラーが作った曲はアルバム10曲中の5曲(a-2・3・5、b-3・5)。
正直言って「マネー・フォー・ナッシング」は好みではないが、その前後にシングルカットされた「ウォーク・オブ・ライフ」「So Far Away」をよく聴いた。その後も「愛のトリック」等何曲かラジオから録音して聴いたが、アルバム全体を通して聴くことなく40年近く経った。 しかし、まさかこのアルバムが歴史に残るくらい売れる(3,000万枚)なんて考えもしなかったし、今までナゾだった。
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この数年、夏になると”ブラザーズ・イン・アームズ”を聴いている。アルバムA面「So Far Away」「マネー・フォー・ナッシング」「ウォーク・オブ・ライフ」「愛のトリック」といきなりシングルカットされた曲が4曲もたたみかけてくるが、(私にとって)この数年の発見は、それ以降にある。マーケットを意識したビジネスライクな曲はあまりもう聴いても意味が無いし。。。[もう社畜業から足を洗い、卒業して次へ向かっているし。。。商売とは関係ないところで音楽に対峙したいな。。。]