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おもひでの街:板橋(2024年9月21日)板橋区役所-仲宿商店街-石神井川

2024-10-11 23:00:00 | 写真日和

いつも3人で歩く時も/一人で歩く時も、ほとんど無計画にいきあたりばったりで歩く。この日もだいたいの感じで適当に歩いていた。

山手通り(中山道)にぶち当たるとさすがにそれでも地図を視た。高速があっちこっちと絡み合うジャンクションの様相。。。ハッピーロード~遊座大山と直線で来た道から少し逸れて板橋区役所に向かった。区役所の中にある食堂や喫茶に興味があり、ここで一服しようと企んでいたが、この土曜日は営業していなかった。残念だが、ここのラーメンもまた次回。。。

役所を出てしばし王子新道を歩くと、広い十字路がひらけた。

そこは、かつて板橋宿があった場所。 交差点には「旧中山道仲宿」という表示。

歩いてきた王子新道に十字に交わった道は、中山道の一本内側に当たる旧中山道。そして仲宿商店街が道なりに続く。

商店街の終わりだろうか?お店と人が切れたあたりに橋が現れた。

その橋の欄干の表示を見ると「板橋」とある。“板橋区”の板橋とはこの橋が由来なんだそうだ。またここには「距日本橋(=日本橋まで)二里二十五町三十三間」と書いた道標が立っている。

江戸時代、この板橋は江戸の境となっていたらしい。江戸を離れる人、それに江戸へ戻ってくる人を、江戸中心のひとつ手前の宿場ここ「板橋宿」で宴の場を持つ風習があったという。中山道の先へ向かう人や江戸に戻ってきた人が、「まあ、いっぱい呑んで・・・」とやっていたのだ。この辺りにはもう全く江戸の名残はないけれども、往来で静かにたたずみ、かつてのことを夢想してみた。

“板橋”の下に流れていたのは石神井川。川に沿って道が続き、初めて歩くその場所をさらに探索すべく、川の脇道を歩くことにした。いったいどこまでどんな風につながっているのか、それを知りたくなった。途中、小雨が降り出したが傘はない。やむなく小雨に濡れながら、3人話しをしながら川端を歩く。

”板橋”を振り返って撮影してみる。

左側に見えるは帝京大学医学部付属病院。

小雨が降り出した。

 鬱蒼とした川端をすすむ。

汗だくで歩くうち、17時が近付く。

赤味が差していた光は、まもなく日没へと向かっていく。

遠く彼方にかすかだけど、下町の目印スカイツリーが見えると少しほっとする。

***今夜のPC作業中BGMより一曲***

■ピーター・ヌートン&マイケル・ブルック 「サーチング」1987■

いっとき聴き狂った 大好きなアルバム「Sleeps with the Fishes」(1987年10月12日イギリス発売)より。

通して聴くと、水生生物になって深遠な異世界にトリップできる一枚。発売から37年、未だその効能は有効なり。


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