SIMPLE MINDS HUNTER AND THE HUNTED.
シンプル・マインズは、この曲の入ったアルバム「NEW GOLD DREAM」(「邦題:黄金伝説)で大々的にヒットした。
このアルバムの前のアルバム「サンズ・アンド・ファシネーション」も素晴らしい名盤だが。
彼らの良さは、極めて微妙な音の揺らぎを大事にしているというところだった。
当時のミュージックマガジンでは、ジョイ・ディヴィジョンの影響や耽美的という表現が使われていた。
ヴォーカルの声の流し方、キーボードのエロティックな音のうねり、ベースのささやかなざわめき。
この「黄金伝説」には、そういった微細な美しさが満開だった。
多くの人が、1982年のベストテンのアルバムに、この「黄金伝説」を選んだ。
***
しかし、そういうバランスの良さを、彼らは自分でぶち壊してしまった。
次のアルバムでは、なんとあのスティーヴ・リリィホワイトに依頼して、U2の「WAR」のような、アタックの強い音楽「スパークル・イン・ザ・レイン」に移り変わってしまったのである。
そこから、次第に、彼らの良さであった「微細なゆらぎを大事にする」精神はなくなり、ひたすら「ロック色」を強めていき、ついにはスタジアム・バンドになってしまった。
当然ながら、「残念だな・・・」とポツリと1人つぶやき、シンプル・マインズに「さようなら」を宣告した。
もし、シンプル・マインズを買うなら「サンズ・アンド・ファシネーション」「黄金伝説(81-82-83-84)」をオススメします。
後は聞かなくていいですから。
シンプル・マインズは、この曲の入ったアルバム「NEW GOLD DREAM」(「邦題:黄金伝説)で大々的にヒットした。
このアルバムの前のアルバム「サンズ・アンド・ファシネーション」も素晴らしい名盤だが。
彼らの良さは、極めて微妙な音の揺らぎを大事にしているというところだった。
当時のミュージックマガジンでは、ジョイ・ディヴィジョンの影響や耽美的という表現が使われていた。
ヴォーカルの声の流し方、キーボードのエロティックな音のうねり、ベースのささやかなざわめき。
この「黄金伝説」には、そういった微細な美しさが満開だった。
多くの人が、1982年のベストテンのアルバムに、この「黄金伝説」を選んだ。
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しかし、そういうバランスの良さを、彼らは自分でぶち壊してしまった。
次のアルバムでは、なんとあのスティーヴ・リリィホワイトに依頼して、U2の「WAR」のような、アタックの強い音楽「スパークル・イン・ザ・レイン」に移り変わってしまったのである。
そこから、次第に、彼らの良さであった「微細なゆらぎを大事にする」精神はなくなり、ひたすら「ロック色」を強めていき、ついにはスタジアム・バンドになってしまった。
当然ながら、「残念だな・・・」とポツリと1人つぶやき、シンプル・マインズに「さようなら」を宣告した。
もし、シンプル・マインズを買うなら「サンズ・アンド・ファシネーション」「黄金伝説(81-82-83-84)」をオススメします。
後は聞かなくていいですから。