こころとからだがかたちんば

YMOエイジに愛を込めて。

8月26日 土曜日 外で酒を飲む

2006-08-27 12:13:42 | 音楽帳
すっかり家探しにくたくたになる中、ブログも更新速度遅く、実に「いい具合に」誰も見なくなった。
元々、独りゴトの世界の住民なので、それはそれで結構な事だ。

***

土曜日、かたちんばは家の事で迷ってAに連絡を取り、遭うことになった。
待ち合わせは有楽町のINZのHMV。

クラフトワークのCDを見ていると、Aは現れた。



Aはこの土曜も仕事だということで、池袋から電車に揺られてきてくれた。

***

酒を飲み、家の話をしながら、話は音楽の方に行った。
Aは、現在46歳、キング・クリムソンの大ファンだ。
「スターレス&バイブル・ブラック」と「太陽と戦慄」いずれが一番イイかファンとしては迷うところだが、追い詰められるとイイものが出来るところから「スターレス&バイブル・ブラック」が1番だと言う。
じゃあ、私=かたちんばのYMOの1番は?

と聞かれ、自分は「BGM」と答えた。



一方、Aは、「テクノデリック」と答えた。



Aは、久々に「BGM」を聴いて、「こんなにも苦しく荒れた音楽だったとは」と思ったという。
それに比べて、「テクノデリック」は、本来の自分らのペースを取り戻して、生き生きとしているという。

多分、「BGM」は息苦しいのだろう。
その認識は自分も共通している。

ただ、自分は、その痛々しさが好きだ。
リアルタイムで同時進行でこの2枚を経験した自分にとって、「BGM」は他人にとても勧める気にはならない。

1980年の第二次ワールドツアーを終えたカラダで、年を明け1981年1月からスタートした「BGM」の録音は、3月21日を発売日と決めた強行軍の中行われた。
最終のカッティングを含めればさらに時間は無い。その時間の無さに、歌詞カードが間に合わないという事態になった。

極めて実験的な色合いの濃い、制約多きレコードだった。
時間が無いことから、様々な制約によって構成された、タイムリミット重視の音楽作りである。
つまりは、ある一定時間がきたら、出来がどうあれ、「ハイ、そこで終わり!」ということで打ち切るという荒い手法が取られている。
ジョン・ケージの4:33になぞらえ、各曲の時間・分数を最初から決めて、作っている曲がどうあれ、その時間が来たら、そこで「カット」するという手法。

全体構成も、プロデューサーの細野さん含めて、一体どうなるのかわからない暗中模索の中、録音は進行したという。
はたから録音の見学に行った者たちはみな「一体どんな音楽に仕上がるのかさっぱりわからない?」といっていたという。

その不透明な中、唯一の光は、細野さんが「次は絶対いい物が出来る」という確信だけだったと言っていいと思う。

***

とにかくぐちゃぐちゃした不安定な不完成の音楽をある時間を経て、強引にある時間リミットが来た段階でカットし、それをパッケージして「BGM」という商品にしてしまうという、実に過激な手法で、このアルバムは構成されている。

未だ謎の多い、何度聴いても不思議な感じを覚えるレコードは、ここに由来している。
その「BGM」が僕は1番好きである。

***

Aは、「日本で唯一”バンド”らしい”バンド”だったのかもしれない」
という。

自分は、ビートルズの洗礼を受けることは出来なかったが、YMOの衝撃を浴びることは出来た。
僕にとって唯一、革命的な存在であり、自分の人生でYMOは「革命」そのものなのだ。

Aと酒を飲みながら、そんな事を思った夜だった。
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夏のおすすめ音楽 その9: 清水靖晃 「案山子(かかし)」'82

2006-08-24 07:30:00 | 音楽帳
金鳥のCMでは無いが、「ニッポンの夏」らしい、清水靖晃の1982年の作品「案山子」。



実に「へたうま」な、猫ちゃんのジャケットが余りに可愛すぎる。

<曲目>
1睡蓮
2案山子
3このように詠めり(その1)
4セミ取りの日
5このように詠めり(その2)
6夢では
7海の上から
8美しき天然

***

このレコードに初めて出会ったのは、当時まだアンダーグラウンドなミニコミ誌の匂いを残していた「ぴあ」のレコード紹介だった。
毎回10枚程度のレコードを紹介し、そこで、読者へのレコードプレゼントをしていた。
多分、このとき、この「案山子」と同時に紹介されたのは、ブライアン・イーノの「オン・ランド」、フィリップ・グラスの「グラスワークス」、細野さんの「フィルハーモニー」、立花ハジメの「H」などだった気がする。
鉛筆をなめなめ、ハガキで応募するのに、どのレコードにするか、迷ったが、余りにもの「強力盤」が多くて、それも当然欲しかったのだけども、当たる確率が高いこの「案山子」を選んだ。
清水靖晃は、マライアでその存在も知っていたし、1Stのソロアルバムも坂本龍一が協力していたし、音楽は「多分イイだろう」しかし「有名ではない」、そこに目を付けたのだ。



そして、ぬあんと、このレコードを予想通り当ててしまったのである!

僕は、当時、巣鴨高校に通っていたので、帰り道てくてく池袋まで歩いて、池袋のレコード屋さんで、このアルバムを受け取った。
想い出の1枚である。

***

YMOとも繋がりの深い生田 朗(いくた あき)も2曲作詞している。(生田さんは既に亡くなっています。そーいえば、ユキヒロの「EGO」にも生田さんに捧げた曲がありましたね)。

日本語の詩・清水さんのへたうまで土着的なサックス・ミニマルな節回し・おもちゃっぽいドラム(というよりタイコ)の音・透明なピアノ・サックスで奏でられるカエルの鳴き声・チンドン屋のメロディ・セミの鳴き声・木琴・歪んだヴォイス・ラジオのノイズ・・・・

それらが入り混じり、清水靖晃独自の、日本的でありながらへたうまなワールドが展開しています。
日本人たる自分に恥じない清水靖晃にしか作れない、ワビサビが所詮わからないガイジンには作り出せない、実におおらかでほがらかな音世界です。

また、横文字(英語)世界にしか憧れずに、ラヴソングしか作れない、沢山のダメダメなガラクタ日本人ミュージシャンには一生作れない世界です。
そういう意味で、実に「稀有」な音楽だと思います。

一番好きなのは「セミ取りの日」。
セミ取り網を持った少年が、麦わら帽子をかぶり、袖なしの白いシャツに短パンで、海の見える夏の田んぼと林の風景の中を走っていくのが見えるかのようです。



セミの鳴く中、蚊取り線香をたいて、扇風機を回して、麦茶を縁側で飲みながら聴いて欲しいレコードです。
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夏のおすすめ音楽 その8: イノヤマランド 「MisicForMyxomycetes」'98

2006-08-23 17:40:23 | 音楽帳
最近、ブログの更新もロクに出来なくなった。
じゃあ、何をやっていたのか?といえば、何より「家」=マイハウスを買い求めて3000里、不動産屋とおうち巡りに夢中、という訳だ。
何としても、都内に家を買って、この「ダ」埼玉県(この「ダ」はダ・パンプのように読んでくれ)を脱出するのだ!

いよいよ埼玉脱出計画に着手する時が来たのである。

だから、実際は休みの日も多いが、かたちんばは、グッタリ疲れている。

***

今日は、仕事だったが、これということが無いので、昼で仕事を切り上げて「半休」=半日休暇を取った。
急遽決めたので、何をするとも決めていなかった。

昼ごはんを食べたら秋葉原に移動。
ドトールコーヒーでボケーっと一服した。
半日だけの夏休みなのだ。


今日も暑い夏の日だ。
しかし、お盆も過ぎると、夏も終わりの気配がしてくる。


秋葉原から神田方向に歩くと、こんなカベを見つける。
「たばこをのむな」


裏通りには、つぶつぶの赤い実をつけた草を発見。

てくてくと暑い中を歩く。
結局、何をすることもなく、家に帰る。

5時を過ぎると日も傾き、温度も下がってくる。
そんなときになって、イノヤマランドの「MisicForMyxomycetes」を聴きだした。


「MisicForMyxomycetes」とは「変形菌の音楽」と訳される。
97年から98年にかけて上野国立科学博物館でやっていた「変形菌の世界」展にかかっていた音楽を編集したもの。
要は、バイキンくんたちの音楽なのだ。

イノヤマランドは「ダンシンダン・ポジドン」も良いが、これも良い。



静かなカワイイメロディーに自然のゆる~い音が混じる。
森の音・せせらぎの音・鳥の鳴き声・そして、夏の夕暮れ時のようにひぐらしの鳴き声がする・・・。

夏休みの自由研究に、森に行って、虫眼鏡で、草やキノコや苔や土や・・・・そういった微細な自然を眺めているような感じがする。

そういう意味での「環境音楽」かもしれない。
クーラーの効くナツの部屋で聴くイノヤマランドは、ぶきっちょで素朴だけど、優しく可愛い。
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8月17日 木曜日 盆明け初日

2006-08-17 23:02:06 | 音楽帳
盆明け初日。
昨夜寝たものの、休みで生活サイクルがニートのように、一時的におかしくなってしまっていたため、夜中3時に起きて眠れなくなった。
さてさて仕方無いとビールを飲みだし、また中途半端に横になったので、朝起きるのに一苦労。
さらに、起きても調子悪くて、ついついドリンク剤を飲んでしまう。

***

何とか不完全なまま、1日、リハビリのようにして、仕事を終えた。

最近、家に早くても帰りたくない。
いい年をしても一人モノで、さらに実家に間借りしている身分、
そこに、さらに見合いの話。
実にうんざりである。

そこから発展し、やはり一軒家を買おうと思っている。
今日もインターネットで、不動産のホームページに行っては、住宅情報を見る。
いよいよクソイナカ草加を脱出じゃ。

***

という訳で、本日も寄り道。
秋葉原のヨドバシカメラへ。
上層階にある本屋を巡り、
今日は、上坂冬子さんの「靖国問題」を購入。

喫茶店で読書し、時間を潰して、家に帰る。

***

最近、昭和史の本を読みながら、危険と背中合わせの時代を思う日々。
2006年の生ぬるい感触とは反対の世界を思いながら、つい、こういう日も、DavidSylvianの「Words with the shaman」に手を伸ばし、聴いてしまう。



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8月15日 火曜日 靖国神社参拝

2006-08-16 12:49:37 | 雑記帳
秋葉原を降り、汗だくで歩き、靖国神社を目指した。

空は曇天。
蒸し暑く、セミも鳴くが、今にも雨の降り出しそうな天気だった。

九段会館を越える辺りから、案の定、雨が降り出した。

靖国神社には何度も行っているが、8月15日に行くのは初めてのことだった。
過剰なまでに無駄に多い、警察の数、神保町の交差点には、多くの黒塗りの車があり、それを警察が包囲していた。


境内に入り、お祈りをする。
しかし、ここに来て欲しくないようなヤツも多く居た。
鳥居の前で、Vサインして写真を撮るミニスカートの馬鹿ねえちゃん、ピクニック気分で来た馬鹿家族ども・・。



***

そういえば、オウムのように、靖国参拝是非ばかり問うバラエティ型馬鹿マスコミの中、珍しくまっとうな記事をサンケイ新聞に発見した。
所詮はカネをたかるだけが目的の中国人・チョーセン人など相手にする必要は無い。

<産経新聞より>靖国参拝、「正常な日中関係」へ一歩
小泉純一郎首相の6年連続、そして8月15日の靖国神社参拝は、「歴史カード」を手に譲歩を迫る中国と、歴史上の負い目からそれに従い続ける日本という、20年来固定化していた日中関係のあり方に「構造改革」をもたらした。平成13年の流行語大賞にも選ばれた「聖域なき構造改革」を掲げて登場した首相は、小泉劇場の幕を閉じるに当たり、最後の改革を成し遂げたといえる。
 首相が5年前の自民党総裁選の公約だった15日の参拝を果たしたことは、本来は国内問題である戦没者の慰霊・追悼のあり方を外国の干渉から、日本人自身の手に取り戻す大きな契機にもなり得るものだ。
 首相の参拝継続によって、「中国は、すでに靖国カードが通用しなくなったことに気付かざるをえなくなった」(アジアの外交官)。今月3日に死去した前上海総領事の杉本信行氏は「中国は首相が15日に行くことを含んで想定しており、15日に行こうが行くまいが、結果は同じだ」と語っていた。5年間、参拝日を変えながら中国の対応を見守ってきた首相は、そうした中国側の事情を読み切り、この日の参拝に踏み切った。
 持続的な経済成長のために日本との協力が不可欠な中国側に、「思うような成果が上げられないのに、靖国問題でこれ以上もめ続けるのには辟易(へきえき)している」(外務省幹部)といった受け止めが広まっている。

首相が、中国が最も嫌がった15日にあえて参拝することで「次期首相がたとえ春秋の例大祭に参拝しても、中国側は『小泉氏よりましだ』と対応を控えることができる」(政府関係者)のも事実だろう。次期首相への就任が有力視される安倍晋三官房長官への「置き土産」だったのかもしれない。

「中国は、日本人の心の問題に踏み込んだことをきっと後悔する」

首相はかつて周囲に、こう漏らしたことがある。その通り、中国による日本の政財界、マスコミも動員した靖国参拝反対キャンペーンは、日本人の贖罪意識を強めるどころか、中国への警戒心や反中感情を高める結果になっている。
首相の靖国神社参拝は、敗戦国に対して優位に立ち続ける中国と、その言いなりになる日本という不正常な両国関係を、対等で普通の関係へと一歩近づけたのは間違いない。【2006/08/16 東京朝刊から】
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夏のおすすめ音楽 その7: マルコム・マクラレン 「DuckRock」'83

2006-08-16 11:23:52 | 音楽帳
マルコム・マクラレンといえば、セックス・ピストルズの仕掛け人ということになっているが、その人が、自らレコードを出したのが、この「DuckRock」である。

当時、マテリアル一派が出始めた頃で、早速当時の最先端のスクラッチを「バッファロー・ギャル」で試みたり、世界の音楽にも接近している。
そういった話題面・いかがわしさばかりが強調されがちだが、美しい音も多く、発見出来る。

夏となると、1曲目の「オバタラに祈る」という曲を聴く。
朝の海辺で聴きたいような静かな曲である。

'83年の夏には、CMで印象的だったのが、このマルコムの「真夏のソエト」という曲と、一風堂の「アフリカンナイツ」だった。

「真夏のソエト」は確か、サントリーかなんかのお酒のCMだったと思う。
水と象さんが出ていた気がする。
ロック色の嫌いな自分には、実に心地よい音楽です。
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写真日和: 8月14日 月曜日 お盆休みの日記

2006-08-15 13:41:09 | 写真日和
ここ最近、やたらと中国人や朝鮮人どもが騒がしい。
自分は、自分の無知に気づきながら、やはり、自分の生まれた日本の歴史について、しかも、今に至る道を辿らねばならないと、昭和史を読書等で検証し始めた、

友人MZ師よりは、「ウソが多く書かれているからやめろ」と言われながらも、つい気になって、小林よしのりの本を買った。

「いわゆる A級戦犯」という本である。

***

8月14日休みとはいえ、お見合いを強要されている親の居る家には居たくなくて、MZ師に遭いにいくことにした。

武蔵野線でMZ師の家の近くの新小平まで行く。
かたちんばは、クルマは運転出来るが、自家用車を所有していない。
そこで、MZ師のクルマに乗せてもらってドライブに行った。

小金井公園に行く。

静かに公園で憩う人々に混じり、草むらでビールを飲む。

夏雲が美しく、空を雄大に泳いでいる。

しかし、次第に黒い雲がやってきて、通り雨に・・。
仕方なく、クルマに戻る。

***


クルマでかけるために今日用意したCDは3枚だった。
出かける際に、ごそごそと適当に握ってきたものだから、何の脈絡も無いのだが。

●ロバート・パーマー プライド
●スーパーエキセントリックシアターの唯一のアルバム(ユキヒロがプロヂュースしている)
●坂本龍一 BestSelection(1980-1982 アルファ時代のソロを集めたもの)

***

多摩地区、古本屋巡り、をする。
主には、ブックスいとう・古本市場が主であるが。

800円で「昭和史の謎を追う」という本をゲット。

三島先生の事件・東京裁判・下川事件・帝銀事件など、興味深い記事が多くあったので、買うことにした。


久々の武蔵野の風景を見ながら、古本屋を巡り、夜は、イタリア料理を食った。


都内と違って、心地よい静かさが、多摩地区には、まだある。

今、家を出て、どこかに自分の家を買おうと思っている。
本当は、多摩ならそれはそれで静かな暮らしが過ごせるのだろうが、そうはいえども、僕は、やはり下町に戻りたいと思っている。
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8月13日 日曜日 蒸し暑い夏の日ですね。

2006-08-13 10:07:38 | 音楽帳
すっかりお盆休みという気の緩みと、まみやんを探して夜中寝られなかったことから、昨日土曜日から今日にかけて寝すぎて風邪を引いてしまった。





僕は、生き物を拘束して「ペット」にしてしまうのは大嫌いなので、まみやんもそれ以外の猫も出たいときに外に出し、帰りたいときに家に入れる生活を共に送っている。
それは、彼らにとって自由なのかもしれないが、いつ突然の別れになることになるかもしれないことと、背中合わせなのだ。
かつて「正ちゃん」という猫とも、突然、交通事故で別れたこともあるし。

本日も、そういう訳で、まみちゃんは、パトロールに出かけていった。

***

最近やっと、数ヶ月前にかったブライアン・イーノのDVDを開けた。
「14Video Paintings」



実に懐かしい。
80年代に、Videoしか発売にならずに、入手しずらくなっていたから。
赤坂ラフォーレミュージアムでやったイーノのVideo展を思いだす。

じっくりと観て、また感想はのちほど。
しかし、悩みは、モニターを縦にしないといけないこと。
今は、首を横にして観ている。
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8月12日 土曜日 初の朝帰り

2006-08-12 09:44:15 | 坂本龍一のサウンドストリート
何はともかく、まみちゃんは朝帰りした。
良かった、ほっとした。

どこかで、死んでしまったと思っていた。

昨夜1時過ぎまで、近所を捜し歩いたのだが、みつからず、不安な夜を送ったのだが。

本人は、10歳にして初めての朝帰りに疲れたのだろう、すっかり「死んだように」熟睡している。

何はともかく良かった。
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8月11日 金曜日 ずーっとずっとだいすきだよ

2006-08-11 23:31:10 | 雑記帳
お盆休みに入る最終日。
普通のように、朝起き、仕事場に行く。

仕事は余り無く、ネットサーフィンをする。
最近は、すっかり日本の歴史の事が気になって仕方無い。

それは、戦中・戦後史である。
そうして、僕は「日本の歴史」の本を読んでいたから。

***

仕事なんかする気も無く、6時過ぎに仕事場を出る。
しかし、家に帰る気がしない。
と、いうのも、最近、「見合い」の話が勃発、自分が不在のまま、勝手に話が進み、勝手に先方に写真とプロフィールが運ばれ、勝手に段取りがされているからである。

僕は、秋葉原で電車を降りた。
新しく出来たヨドバシカメラの7階にある本屋に行き、店を回る。
小林よしのりの「いわゆるA級戦犯」を買う。

御徒町まで歩き、ベローチェで、アイスコーヒーを飲みながら、その本を読みふける。

***

21:30憂鬱に帰宅すると、それどころではなく、「まみちゃん」が帰って来ないという。朝出たまんまという。
食いしん坊のまみちゃんは、おなかが空くと必ず帰ってくる。
その、まみが、帰って来ないなんて・・・。

さっきまで、家の周りを家人とかわるがわる見に行くが、まみちゃんの姿は無い。

***

そうするうちに、NHKで絵本の番組で、中井貴恵が「ずーっとずっとだいすきだよ」という絵本を紹介している。
縁起でもない。
可愛がっていた犬が次第に大きくなり、からだも太り、最後は死んでしまうお話だ。

嫌な予感もする。
一度も夜明けまで遊んできたことは無いまみちゃんだから・・・・・・・。
しかし、どうしようも無い。

明日、朝、帰って来なかったら探しに行こう。
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