A面
1/Visage「The Damned Don't Cry」1982
2/Visage「The Anvil (Night Club School)」1982
3/Visage「Look What They've Done」1982
4/Visage「Whispers」1982
5/Japan「Quiet Life」1979
6/Modern English「Grief」1981
●A面1~4曲目は、ニューロマンティクスの代表格だったヴィサージの2ndアルバム「The Anvil/邦題は“舞(ダンス)”」(1982年4月発売)より。
これをエアチェックしたのは、1982年9月9日夜の番組、FM-NHK「サウンド・オブ・ポップス」。この週は「最近のロックシーンから」と銘打った新譜紹介の日々で、1日2枚のアルバムからチョイスした曲を流してくれた。9月9日は、なんとヒューイ・ルイス&ザ・ニュースとヴィサージの組合せ(!)。この水と油を一緒にして紹介(ヒューイ・ルイス・・・も良いけども)という妙味。
すっかりアメリカよりヨーロッパに傾倒していた自分は、前者には目もくれず、ヴィサージのみをエアチェックした。1980年のYMO影響大の1stアルバムから2年して発表された2ndアルバム「The Anvil」は、より強くデカダンなムードに包まれた世界が展開し、スティーヴ・ストレンジのヴォーカルも倦怠感を一層強く漂わせる。ウルトラヴォックス的な音ではあるが、ウルトラヴォックスでやれない音をミッジ・ユーロはヴィサージの名を借りてやっている。
4曲目は、TDKのCMのバック曲にもなったインストゥルメンタル曲(スティーヴ・ストレンジ自身も出演)。ボウイ&イーノの「ワルシャワ」や「アートの時代」を思い起こさせるベースを下敷きにし、ミニマルに繰り返される前半から美しいメロディーが展開する後半へ・・・キラキラした静けさ、6分近い長さの美しい佳曲として印象深い。
■Visage「Look What They've Done」1982■
●5曲目は自分にとってYMOと共に最重要のバンドだった、ジャパンの3枚目アルバム「クワイエット・ライフ」のタイトル曲。
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これは「Quiet Life」も収録された編集盤「アセンブラージュ」。
■Japan「Quiet Life」1979■
●6曲目はコリン・ニューマンやマスなどと並んで初めて国内紹介された4ADレーベルのバンド モダン・イングリッシュのアルバム「メッシュ&レース」より。
5、6曲目は、9月29日の「クロスオーバー・イレブン」よりエアチェックした。
■Modern English「Grief」1981■
1982年の秋から冬に向けてのカセットテープ。
2022年9月~。ここから40年目の秋を迎えた。