二胡工房 光舜堂

二胡を愛する全ての人へ

4月21日(日) 『中国音楽フェスティバル』に行ってきました!【下】

2013-04-24 09:48:25 | ☆店主の鞄持日記 ほぉ舜堂
さて、今回はマレーシアの中学生の合奏団の特別出演もありました。

面白かったのが、その女の子たちの髪型が見事に全員きれーにクローンのように同じボブで、
同じくボブヘアーの、チェリストの重松さんの“妹たち”状態になってたのがウケました。
(嗚呼っ中学生達ごめんねっ、髪型のインパクトがあまりにも強くて演奏の記憶が。。。。)

とってもとっても長丁場の会でしたので、残念ながらスタミナ不足で全ての演奏は聴けなかったのですが、
チェックしていた数グループの演奏が点在していたのと、
一番の目的だった鳴尾弦樂団がトリだったので、ワタクシとボス西野は ほぼ最初から最後まで会場におりました。

「誰か、知ってる人とか会うかな?」
「たくさん来そうだから1人か2人は会うかもしれませんね」

そう言っていたのですが、どうして、どうして。
最寄駅の改札を出た しょっぱなの時点から、前回の出張時もお目にかかったIさんと遭遇!
その後も、会場では何人もの知っている方々に再会しました。
そう考えると、関西から結構 渋谷の光舜堂に来ていただいているのですね。
(改めてお礼申し上げます。。。)


それにしても、アンサンブルって、いいですね!!
少人数でのグループもあれば、大編成のオケのような団体もあり。
衣装も揃えたり、小道具も使ったり、
どのグループも、聴くだけでなく見るのも楽しいプログラムでした。
二胡だけでなく、笛や琴等、様々な民族楽器で構成された演目も、
バリエーションが豊富でとっても興味深かったです。

そうそう、お一人とっても笛が上手い若い女性が いくつかのグループを掛け持出演していらしたのですが、
フルートも嗜む西野は演奏中もずっと「あの人、凄く上手いね!!」と言い続け、
挙句の果てには、「ちょっと話したいから名刺渡してくる!」と、休憩時間にナンパしに行ってました。
そのTさん、なんと、名刺を渡すまでも無く、以前から西野の事を知っていて下さったようで、
新たな素敵な出会いがありました。

また、すっかりお馴染み、鳴尾五重奏団改め、『ゼノ カルテット+』の、『+』=パーカッションの山下さん!
先日もStringrooveでも聴かせていただきましたが、やっぱり凄い!!!
一番最初に木村ハルヨさんのライヴ共演で聴かせていただいて以来、注目しておりましたが、
完全にノックアウトです。
あ、もちろん、ゼノの皆様も相変わらず凄かったです。。。


ただ、全体として、、、
会場の形状的には、、、
中国楽器の個々の音量ポテンシャルとして考えると、
10人前後まで位の人数編成で組むのが、客席まで届いて聴こえてくるにはベストだったような。。。

31も編成の違うバラバラの団体が出たのでは、
一つ一つのグループに合わせた舞台作りには限界があるのでしょう。
しかも、二胡だけでなく、もっと音量がある笛類も一緒なのですから、
そういった意味でも、プログラムごとに舞台を変える主催者の方々、
スタッフの皆様のご苦労はいくばくかと。。。

グループが変わる度に舞台上でテキパキ働く姿をお見かけした、
十三堂楽器の久保田社長、陳さん、オーナーの呉さんも、、、本当にお疲れさまでした。


さて、そしていよいよ大トリ。

サプライズの演目は、『レ・ミゼラブル』だったのです!!
ジャンバルジャン、コゼット、森ウス。。。いえ、マリウス、ジャベール警部、宿屋の夫婦、、、
主要キャストを演じるソリスト8人が西野製の二胡とDODECAGONを使用したのです!!

うはー! 数か月前、その計画を鳴尾先生から聞かされた時にはビックリでした。
そこで西野は、ココポロだけでなく、シャム柿、ホンジュラスローズ、チンチャン、ブラックウッド、、、
と、全6種類の樹種でDODECAGONを製作。
何とも革新的な演目となったわけです。

総勢48人の、今回参加されたグループの中でも最多人数の編成だそうです。
鳴尾組が最先端を突き進む楽団であるのは、プログラムに掲載されたコメント(↑【上】冒頭文章)からも伝わってきます。
ワタクシ、常々薄々感じておりましたが、
鳴尾老師がアヴァンギャルドな天才音楽家であることを、今回で確信しました(笑)
最後の曲、『Purple Haze』をジョージ・ガオさんのエレキ二胡で演奏しようとしたあたりも、
(ワタクシは個人的に大好きですが♪)
東京の、かなりご年配の、柔らかめの中国曲しか聴いたり弾いたことがないようなご婦人が聴いたら、、、
泡を吹き卒倒されてしまわないか、ちょっと心配です。

しかし、そういう鳴尾先生ですからこそ、
「ミュージカル曲にDODECAGONを使用する」なんて発想を実現させえたのでしょう。
今回の実験的とも言える『レ・ミゼラブルDODECAGONバージョン』は、製作者西野にとっても大変勉強になりました。
中国楽器での限界の様なものも聴きながら感じ取っていたようです。

でもそんな鳴尾弦楽団の爆走(笑)に便乗させていただけたこと、心から感謝いたします。
あんなに素晴らしい楽団の晴舞台に西野の楽器を使用していただけて、
しかも、最新の作:DODECAGONをあれほど大量に使っていただけて、光栄でした。
本当に本当に、本当に楽しかったです。
(そして、楽団員全員の徹底したレミゼ・コスチュームも、素晴らしかったです♪♪♪)



「楽しいかどうか」

本当に、、、それに尽きますね!!


Fin

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