二胡工房 光舜堂

二胡を愛する全ての人へ

木軸は肘で回そう!

2023-06-09 09:02:51 | 二胡の救急箱に書かなかったこと
これは皆さんご存知だとおもいます。
調弦時に棹に親指をかけて握るようにして木軸を回すこと。
多分、たぶん、最初に先生にこのことは教わっているはずなのですが、工房に来られる方も調整会に来られる方も、その中の約7割の方がこの棹に親指をかけて回すというのをやらないですね。
いつも、微調整器で調弦するのが癖になっている方は、木軸を回してくださいとお願いした時に、ほとんどの方がたんに木軸だけ握って回そうとします。
すると、木軸は緩みます!
二胡の木軸は緩みやすい、ある意味回しやすいのです。
ヘグムやヴァイオリンなどやったことのある方は、木軸(ペグ)を回すのがかなり硬くて回しにくいとご存知だと思います。
構造自体が回しにくいというか、しっかり棹の穴と木軸(ペグ)が嚙み合う角度なのです。
二胡の木軸はそのことを改良したのか??単に回すと木軸は緩むようになっている角度なのです。
そのことは皆さんもご存知だと思います。
ですから、ここで重要なのは、棹に親指をかけて木軸を棹の穴に差し込む感じで回すことです。
回しにくいですよね。
この時のコツの一つが、肘を使う事です。
左手は木軸と棹をしっカリ握り、手首を固めて肘を下げると、外弦の音は上がります。
手首だけで回そうとするとどうしても動きが大きくなりますが、肘を下げる感覚で木軸を動かすと、かなり微妙に動きます。
やってみてください。
先ず何より、この絵のように親指を必ず棹にかけ木軸と一体化するように握ってください。
ほぉさん!絵!ありがとう。
工房光舜堂西野和宏&ほぉ・ネオ



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