月曜日の午後、遅めの出勤でまず木工所を覗くと、
おや? 居ない。
PCでもいじっているのかと西野部屋へ入ると、ここにも居ない。
金工場にもキッチンにも居ないということは、図書館でも行ったかな?
大殿様は週に2,3回は図書館へ出かけるので、
大して気にもせず、ワタクシは西野部屋にある自分のデスクで事務仕事開始。
ふと床を見ると、いつものように、汚い作業用デニムが脱皮のように脱ぎ捨ててある、
ということは、
一応着替えてお出掛けモードで殿は外出したらしい。
図書館にしては長い?
(私が不在中に打合せで外行くときは連絡してくるもんなぁ。。。)
と、長い留守に気になりだした時、携帯電話に殿から着信。
「どこ?」
「西野部屋に居ますよ」
「ああ。キッチンで皆でお茶してるよ」
あらなんだ工房のどっかに居たのね、とキッチンに向かうと、
若武者達も丁度休憩で集まってきた様子の中、
ひとり既に座って、若武者 駒之丞の淹れたコーヒーをすする殿。
「工房内のどこに居たんですか? 探したのに気付かなかっ、、、!!!」
文句を言いかけたその時、殿の左手に目が釘づけに。
白色が眩しい、左手のほとんどを覆うグルグル巻きの包帯!
「病院?!」
「うん、そう」
「あちゃー! 縫ったんですね、今度は何針ですか?」
「6」
「あーあー、昨日の疲れでしょ。 だから今日はゆっくりするように言ったのに!」
スタッフの火傷や怪我は日常茶飯事の108城ですが、
だいたい1年に1回は、ちょっとだけ長引く怪我をする殿。
そのほとんどが、疲れが出て油断した時に起こす機械事故。
今回は、ベルトサンダーで左手中指の付け根の肉を挟んで切ったらしい。
殿の手は異常に肉厚ですから、普通の人が挟まないようなところです。
「結構な怪我ですよ。でも西野さん病院行かないで済まそうとしてるから、
行った方が良いですよって、連れてってきました」
と、駒之丞くん。
「ははは、お疲れ様でしたね、余程の怪我じゃないと病院行きたがらないからねー」
「縫ったら結構血が出たよ。看護師さん、血が床に垂れないように紙おむつ下に敷いてた、あれ便利だねー」
本人は いたって呑気。
でも、あんまり描写すると女性読者は気分悪くなりそうですね。
「気の毒だけど、笑っていいですか?」と聞くと、
「いまタロちゃんたちに散々笑われた。。。」と、むっつり。
若武者達も殿の恐るべき治癒能力を知っているから、
どこか真剣な同情心に欠けているようで。。。???
「あ、そうそう、歳、65と言ったら、医者に皮膚が若いって驚かれたよ♪」
「へー、そんなところにも表れてるんですねー」
「だからこの間のヤケド痕も消えちゃったんだね♪」
「あんなにハッキリとバーナーの形まんまの痕があったのにね。
私が火傷なんかした日にゃー1年以上痕が残るのに、憎たらしい!」
「ふっふっふ♪」
まぁ、優越感でご機嫌も直りましたから、あとは食べて寝れば治るでしょう。
超自然体なので、怪我をすると、いつもは小食なのに異常にお腹が減って眠くなるのです。
そんなわけで、残念ながら火曜日の劉先生の講座は、今週は欠席。
なにしろ左手グルグル巻きで使えませんから、弾けません。
ま、皆様ご心配なく。
指をツメたわけじゃありませんので恐らく来週には治ってます。
と、思ったら、
当日診てくれたのは救急外来だからと、改めて本日外科に行くと、
想像以上に深かったらしい。
せっかく6針縫ったところを再度開いて調べると、
「あらー、これ、神経までいっちゃってるよ。 痺れはずっと残るかもね」
と、先生。
「そうですか、どうりで酷く痛いわけだ」
「まー、でも良くなるよ。 だって、傷口が既にふさがり始めてた(笑)」
その、ふさがりかけてたところを、チェックの為に開いちゃったから縫い直し。
今回は8針に増えたそうです。
先日、3針縫った時は、4日で完治。
先月、ジュワっと腕の柔らかい所にバーナーくっ付けて火傷した処は、跡形も無し。
真夏に派手に怪我をしても化膿知らずの体質。
医師も学会発表したがる並外れた治癒能力の持ち主なのです。
さて8針縫合の傷は何日で完治するか?
本人、土曜日には包帯取ってバンドエイドにするって言ってますが、
どうでしょう???
ところで、縫う時、くたっとした左手の親指が邪魔になります。
「これ、どけて」と、先生。
「これ?」
「親指。 手をパーに広げておいて」
「先生、この指、腱を切ってるから動かせないんですよ」
「おや、まぁ、受難の左手なんだねー」
もう5年ほど前になる左手の腱切断。
この時は過去最大の怪我でしたが、実はその後も左手は縫合レベルの怪我は絶えません。
先生のおっしゃるように、物作りの左手は受難続きですね。
おや? 居ない。
PCでもいじっているのかと西野部屋へ入ると、ここにも居ない。
金工場にもキッチンにも居ないということは、図書館でも行ったかな?
大殿様は週に2,3回は図書館へ出かけるので、
大して気にもせず、ワタクシは西野部屋にある自分のデスクで事務仕事開始。
ふと床を見ると、いつものように、汚い作業用デニムが脱皮のように脱ぎ捨ててある、
ということは、
一応着替えてお出掛けモードで殿は外出したらしい。
図書館にしては長い?
(私が不在中に打合せで外行くときは連絡してくるもんなぁ。。。)
と、長い留守に気になりだした時、携帯電話に殿から着信。
「どこ?」
「西野部屋に居ますよ」
「ああ。キッチンで皆でお茶してるよ」
あらなんだ工房のどっかに居たのね、とキッチンに向かうと、
若武者達も丁度休憩で集まってきた様子の中、
ひとり既に座って、若武者 駒之丞の淹れたコーヒーをすする殿。
「工房内のどこに居たんですか? 探したのに気付かなかっ、、、!!!」
文句を言いかけたその時、殿の左手に目が釘づけに。
白色が眩しい、左手のほとんどを覆うグルグル巻きの包帯!
「病院?!」
「うん、そう」
「あちゃー! 縫ったんですね、今度は何針ですか?」
「6」
「あーあー、昨日の疲れでしょ。 だから今日はゆっくりするように言ったのに!」
スタッフの火傷や怪我は日常茶飯事の108城ですが、
だいたい1年に1回は、ちょっとだけ長引く怪我をする殿。
そのほとんどが、疲れが出て油断した時に起こす機械事故。
今回は、ベルトサンダーで左手中指の付け根の肉を挟んで切ったらしい。
殿の手は異常に肉厚ですから、普通の人が挟まないようなところです。
「結構な怪我ですよ。でも西野さん病院行かないで済まそうとしてるから、
行った方が良いですよって、連れてってきました」
と、駒之丞くん。
「ははは、お疲れ様でしたね、余程の怪我じゃないと病院行きたがらないからねー」
「縫ったら結構血が出たよ。看護師さん、血が床に垂れないように紙おむつ下に敷いてた、あれ便利だねー」
本人は いたって呑気。
でも、あんまり描写すると女性読者は気分悪くなりそうですね。
「気の毒だけど、笑っていいですか?」と聞くと、
「いまタロちゃんたちに散々笑われた。。。」と、むっつり。
若武者達も殿の恐るべき治癒能力を知っているから、
どこか真剣な同情心に欠けているようで。。。???
「あ、そうそう、歳、65と言ったら、医者に皮膚が若いって驚かれたよ♪」
「へー、そんなところにも表れてるんですねー」
「だからこの間のヤケド痕も消えちゃったんだね♪」
「あんなにハッキリとバーナーの形まんまの痕があったのにね。
私が火傷なんかした日にゃー1年以上痕が残るのに、憎たらしい!」
「ふっふっふ♪」
まぁ、優越感でご機嫌も直りましたから、あとは食べて寝れば治るでしょう。
超自然体なので、怪我をすると、いつもは小食なのに異常にお腹が減って眠くなるのです。
そんなわけで、残念ながら火曜日の劉先生の講座は、今週は欠席。
なにしろ左手グルグル巻きで使えませんから、弾けません。
ま、皆様ご心配なく。
指をツメたわけじゃありませんので恐らく来週には治ってます。
と、思ったら、
当日診てくれたのは救急外来だからと、改めて本日外科に行くと、
想像以上に深かったらしい。
せっかく6針縫ったところを再度開いて調べると、
「あらー、これ、神経までいっちゃってるよ。 痺れはずっと残るかもね」
と、先生。
「そうですか、どうりで酷く痛いわけだ」
「まー、でも良くなるよ。 だって、傷口が既にふさがり始めてた(笑)」
その、ふさがりかけてたところを、チェックの為に開いちゃったから縫い直し。
今回は8針に増えたそうです。
先日、3針縫った時は、4日で完治。
先月、ジュワっと腕の柔らかい所にバーナーくっ付けて火傷した処は、跡形も無し。
真夏に派手に怪我をしても化膿知らずの体質。
医師も学会発表したがる並外れた治癒能力の持ち主なのです。
さて8針縫合の傷は何日で完治するか?
本人、土曜日には包帯取ってバンドエイドにするって言ってますが、
どうでしょう???
ところで、縫う時、くたっとした左手の親指が邪魔になります。
「これ、どけて」と、先生。
「これ?」
「親指。 手をパーに広げておいて」
「先生、この指、腱を切ってるから動かせないんですよ」
「おや、まぁ、受難の左手なんだねー」
もう5年ほど前になる左手の腱切断。
この時は過去最大の怪我でしたが、実はその後も左手は縫合レベルの怪我は絶えません。
先生のおっしゃるように、物作りの左手は受難続きですね。
宇田川町の新しい光舜堂、早く覗いてみたいと思いながらまだ果たせずにいましたが、12月の初頭には二胡の健康診断を受けがてら、伺いたいと思っています。近くなりましたら、あらためて連絡メールを入れますのでよろしくお願いします。
右手だけでキー打つのも大変ですね。
多分来週には、、、
お待ちしております