
「お孫さんにでも差し上げてください」と、松本での調整会の最後に、いただきました。
孫はいませんが、孫代わりの子供たちはたくさん来ます。
今度会ったらあげよう!とかんがえています。
松本の教室の生徒さん。Iさん。もう初心者の方は教えていられるみたいです。
とっても私好みのIさん、ありがとうございました。
今回は松本のルイヤという二胡教室からよばれていった調整会です。
調整をするというのは、かなり普通は緊張感があるのです。
関西へ行ったときは、それはもう上手な人もたくさんいるし。
関東にまで名前の聴こえてきている方もいらっしゃたりもします。
当然こちらはすごいプレッシャーです。
その上関西には何か所か楽器屋さんもあり、そこでの昔から調整の形はこのようにという、調整を受けた方々もいらっしゃるのは、わかっています。
その楽器屋さんの、調整がとやかくは言う気はないのですが、当然、比較はされるかな等と小心の私としてはひやひやしながらやっているのですよ、実は!
それはそうなのです、たぶん、私が調整してこれがこの楽器には一番合う、という状態にしても、こんなことしやがって自分の音はこれだと言って、お戻りになって直してしまう方も、いるのでしょうから。
私の調整というのは素直に、楽器の音を最大に活かすという方法です。
音色造りは、木そのものが持っている音と、演奏者の右手が作り出すものと考えていますから。
その点まだ初心者の多かった先日の松本の方たちは、とても素直に私の意見を受け入れていただいたようです。
その上光舜堂も、二胡姫さんなどというネット上での情報などもあまり詳しくない方たちが多いようで、ただただ、二胡大好きで弾いておられる方々が多かったようです。
楽器の調整というのもたぶん初めての方も多く、なるほどとても良く鳴るようになったと、あるいは早く帰って練習したくなったと、大変うれしいオコトバを聴きました。
なんかこういうのはとても良いですね。
何処かで思い込みがあったのかどうか、二胡の音はこうなのだという変な迷信が沢山出来上がってきていた二胡業界ですが、それはごくごく一部のかなりマニアックな方々の、ブログなどで始まっていたのかもしれません。
ネットの弊害という事も言えるとはおもうのです。
まず言ったもの勝ちというところもありますから。(私もそれは気を付けないとですね)
久しぶりに会う、会員の方もみえられて、とても嬉しかったです。
既に彪駒を購入されている方もいらっして、この方は良く弾かれているようで楽器もかなり弾きこまれていてむしろ、黒豹の方が合うようでしたので交換しましたが、
この時気が付いたのは、この方はまだ二胡を始めて1年半ぐらいです。
でも相当良い音にならせる人です、その演奏力で弾きこんだのですから、むしろちゃんと楽器が育っています。
彪駒は初心者の方がお使いになる二胡に合うというのは、弾き込みの量の問題なのです。
それと花梨や老紅木には彪駒の方があうようです。
紫檀や黒檀は、黒豹の方が良いとおもいます。
それと皮の育ち具合によるのです。
ですから一年半の方はまだご自分は、初心者と考えたのかもしれません。
この事は反省です。
彪駒はまだ育ち切っていない、皮に合い、黒彪はかなり育った二胡に合うということです。
それと、何年か弾いていたとしてもそれこそ、プロに近い方でも弾き方によっては皮は育ちません。
そこで、黒彪駒の合わない楽器もありますと、お伝えせざるを得ません。
まず花梨、それから老紅木は彪駒を試してください。
その中でも5,6年弾いてきたそれも、一日1時間くらいは弾いたよという二胡は、間違いなく、黒豹が合います。
黒檀や紫檀と言われたものは、黒彪駒を試してみてください。
そんなこんなで、まだまだ新しい発見、新しい出会いのあった、松本の調整会でした。
又いきます。
23日のブログで松本に来られることを知り、知らない教室のイベントだし、どうしよう・・・と当日まで迷っていましたが、行かないと後悔しそうで、思い切ってエイヤッと押しかけてしまいました。失礼致しました
(二胡に関しては見境がなくなるわたくし、持たせるといくらでも弾きまくるという習性も、もはやご推察のことと存じます、お恥ずかしい・・・)
でも、本当に行ってよかったです。いろいろ学ぶことの多い濃い時間でした。
彪駒に関しては、とりあえず無難そうだから、と思っての選択でしたが、本来楽器との相性を見極めたうえで選ぶべきですね。
やはり、直接診ていただくのが一番なのを痛感しました。(反省すべきは私の方です)
それにしても、黒彪駒の威力は驚異でした!
ご教示のように弦も変えてみましたら、相性というのは恐ろしいもので、田舎の一軒家でよかった、と思うほど吠えております(笑)
まだ内弦の高音域は鳴り切らない感じですが、これで自信を持って弾き込んでいけます。
次に診ていただける機会が楽しみです。
松本へ、ぜひまたいらしてください。
今回は霞んでいて残念だった北アルプスが、きれいに見える日だといいですね!
弦との相性というのもありますね。
内絃の高音域が出にくい時は少しだけ、2ミリくらい駒を下げてはどうでしょう。
それから、内絃少し弓の角度と、右手の人差指の圧力研究してみてはいかがですか。
物凄く良く鳴らしているのには驚きました、あれは練習の成果です。
流石です。長野の期待の星ですね。
またお会いしましょう。
私の数年前からの、希望が、やっとかなったなあ、長野の二胡愛好家の方々にも、調整会は好評だったとのことで、とてもよかったです。会場も、天気も、ほのぼのとした感じで、よかった、よかった。
かからさん、はじめまして。とよと申します。私は、今はお休みしたいているのですが、たぶん、同じ教室の生徒なのだろうと思います。安曇野を秘密基地にしてます。春の天気のいい日に公園で、山を見ながら二胡を弾くのは、最高の贅沢ですね。長野には、山麓に施設の整った、いい公園が、いっぱいありますので、全国のたくさんの二胡愛好家の方々にも、訪れていただきたいものです。
また行きますねー