光舜松脂は作り始めてから5年、発売始めてから2年半たちましたが、とにかく今までに、天然熟成の松脂をモデルとしてそれを人工的に通りだすという、今までにどなたもやったことの無いことを始めまして、様々な問題にぶつかってきました。
それらの事を解決するべく様々な商品を作りまして、煩雑になってきていました。
現行の光舜松脂製造販売所の商品はこれらを仕分けして最終的に残ったものです。
様々な問題の一つは、最初に作り出した「基」ゼロが現行の油分を多く含んだほとんどの松脂の上に乗りにくくその力を発揮できない事でした。
そこで、アルコール系の眼鏡拭き(市販品)を使って以前の松脂を完全ではなくとも拭き取ることをお勧めしたのです。
そこでもう一つの問題が発生しました。
弓の毛を触るなと教えられてきた方がとても多いです。
確かに、塗った松脂が安定してきたところを、指や手で触ったりするとその部分の松脂が取れてしまったりずれてしまったりして演奏に差し支える場合も多いですが、新たな松脂を使うのですからそのことは関係なくなります。
しかしやはり気持ちとして、ましてやアルコールで拭くなどは聞いたこともないとしたら、嫌う人がとても多くいらっしゃいました。
そうすると折角の微粒子の光舜松脂が、油の上に載ってその効果を発揮できなくなります。
そこで、考え出したのが新し「1」「音」「2」です。
これは万一皆さんが今までの松脂を拭き取らずそのまま塗っても光舜松脂の効果が100%ではなくとも感じられるように作ったものです。
引っ掛かりというのをとても大切にする方も多いので、この順番で少しずつグリップ感が強くなり低音弦が鳴らしやすいようにしました。
「音」は平均的にヴァイオリンからチェロくらいまでは鳴らせるのです。
今までついていた松脂の効果も含むのです。
ですので代表的なものとして「音」だけをネットに乗せています(お試しですので少し小さくしてやすっくしています)ご注文で「1」も「2」も作ります。
「B」はコントラバス用の柔らかい松脂の上にも乗るようにして作ったのです。「B」を塗ってしばらく弾いて、それから再度「音」を塗りその上に「光輪」「寂光」を塗るとその効果はかなり発揮されます。」
「光輪」「寂光」は昔の名品松脂と言われるものと比べてそん色なくさらに良い鳴りと響きと音色を作り出したものです。
それは、「光輪」「寂光」を作る原料が天然熟成の松脂より細かくとても安定した粒子になっているからです。
多少なら今までの松脂が残っているくらいでも塗ることができます。
出来るだけアルコール系の眼鏡拭きで以前の松脂を落とした方がその効果は発揮しやすいです。
「煌」は以前のK20と同じものです。
これこそはなるべく以前の松脂を拭き取らないとその煌き感が感じにくいです。
現在使われている松脂の上に「光輪」「寂光」を塗りますとその効果は皆さんかなり驚かれるものですが、10時間ほど弾き込んで、更に「光輪」「寂光」塗りますとその良さが発揮されます。
何時かは毛替えしますからその時には本当の「光輪」「寂光」の響きや音色を楽しんでいただけると思います。
また現在は発売しておりませんが、以前の「1」はほぼ現行の松脂の上に乗せてもその力を発揮できません。
そこで、アルコールで弓毛に付いた松脂を拭きとっても何の問題もないという事が擦弦楽器の奏者に定着するまでは、発売しにくいです。
大変複雑になってしまいましたが、纏めますと
既存の松脂の上に乗せて問題ないもの。
「音」
「B」コントラバス用の柔らかい松脂の上に塗るもの
少しくらい残っている(以前の松脂を弾き込んで次に塗る時期かなと思うくらいの残量)既存の松脂の上に乗せてもその力を発揮するもの。
「光輪」「寂光」ヴァイオリン用
少しくらい残っている(以前の松脂を弾き込んで次に塗る時期かなと思うくらいの残量)既存の松脂の上に乗せてもその力を発揮するもの。
これだけをその後使い続けると次第にその良さが際立ってきます。
赤い「光輪」赤い「寂光」女性のチェロ奏者向けの物
ほぼ既存の油分の多い松脂の上には乗りにくい物
「煌」 ヴァイオリンからコントラバスまで鳴らせます。
「基」ゼロ ヴァイオリン専用
松脂工房光舜堂西野和宏&ほぉ・ネオ