二胡を愛する皆様こんばんは、鞄持ち ほぉです。
またまた繰り返しますが、4月21日(日)は臨時休業いたします。
(本当にしつこくてスミマセン。。。
光舜堂の最新情報がこのブログであること、をご存知無い方の方が圧倒的に多いので、
連続で告知させていただいております。 宜しくお願い致します)
さて、桜満開の東京の日曜日、
光舜堂は過去にも桜が盛りの日はお客様が少なかったので、
店主もワタクシも今週はすっかりそのつもり。
しかし、いろいろ雑務を片付けようといろいろ書類を持って来たものの、
春は眠くてなりませぬ。。。
そんな24日はカユ手レッスンが入っていたので 久々にずえだー師が来てました。
隣の部屋からのレッスンの音が、かろうじての眠気覚まし。
そんな中いらしたのは、会員Sさん。
グループレッスンの時に他の生徒さんから、最近音が変だと言われたそうで。。。
調べてみたら、微々たるながら確かに胴に無数の亀裂。
乾燥が不十分の木が乾いて動いてしまったようです。
そして、皮の張りにも影響が出て、部分的な緩みになっていました。
ただ、幸いな事には、Sさんの二胡の場合、何か特別に修理する必要はありませんでした。
「これくらいのバラツキの緩みなら、強く弾けば直るよ」
と、店主。
「強く、ですか?」
「そう、毎回練習やレッスンの前に10分間くらい強めに開放弦でガーガー弾いてごらんなさい」
この方法は、皮にバラツキのある全部のケースに効果があるわけではありませんが、
部分的に偏った緩みの皮は、皮全面が響くように全体を強く鳴らすと皮の緩み方が平均してきます。
実際Sさんの楽器は、店主が数分強く鳴らしているうちにかなり改善されてきました。
「ほら、このようにやってごらんなさい」
ところが、小柄な女性のSさんでは、大男の店主のようには鳴らせません。
「うーん、もう少し、姿勢を前に傾けてみて」
すると、身体の重さがかかる感じで音色がしっかり強くなりました。
「ああ音が変わった! 姿勢の事、よく先生からも言われるんですよ」
Sさん、姿勢の大切さを実感したようです。
「そうやって鳴らしていけば、かなり音は直りますよ。 あとは、ちょっと様子を見ましょう、1ヶ月後かな」
「わかりました。 じゃあ お代は?」
「Sさんは会員さんでしょう?お代はいりませんよ。 こうして頻繁に来ていただくための会員制度ですから」
そう、『秘密結社 光舜洞』というのは、
二胡界にはまだまだ知られていない“楽器のメンテナンスの重要性”の啓蒙活動の一環でもあるのです。
和楽器でも、洋楽器でも、楽器のメンテナンス”というのは当たり前の事柄ですが、
なぜか二胡界ではその重要性が抜け落ちて、メンテナンスをしないままの人々だらけなのです。
まして、二胡という、製作した国とは違う気候の環境で扱う楽器には、
メンテナンスが絶対不可欠なはずなのですが。。。
ということで、
会員さんは不調があればすぐ気軽に相談出来るように、2回目以降の調整費が無料になっているのです。
四季ある日本では、季節ごとのメンテナンスが理想ですが、
それが無理なら、せめて梅雨前と梅雨明けでは皮の状態が変わりますから、そこで駒を調整したいものです。
駒をとっかえ、ひっかえ、しょっちゅう変える方をよくお見かけしますが、
光舜堂では、調整時にきちんと楽器に合わせたら、あとは、そうそう変えるものではないと考えています。
その辺も、二胡界にはまだまだ知れ渡っていない知識のようですが、
駒も楽器と同様“育てる物”ですので、皮に馴染んで良く鳴るまでには時間が必要なのです。
そんな小話的な知識も、ご来店の皆様にはお伝えしていますので
遠慮なくいろいろご相談いただけたらと思います。
さて、昼下がりにずえだーさんと店主とお茶をしていると、
シャム柿のDODECAGONを発注中のMさんが遊びにいらっしゃいました。
Mさんはシャム柿ドデカがまだ幻のうちから注文されていたのですが、
そのシャム柿ドデカ、先日1把、店主は鳴尾先生の楽団で使う用に作り上げていました。
既に大阪に送ってしまったので残念ながらMさんにはお見せ出来なかったのですが、
その音色の良さは店主会心の出来。
「Mさん、シャム柿で注文して、正解!」と店主が言うと、Mさんはとっても嬉しそうでした。
シャム柿のDODECAGONがまだ存在していなかった時にこの樹種に目を付けるとは、
さすが、二胡でのシャム柿を何度も弾いた経験有りだからですかね???
現在DODECAGONは、普及版のココポロ以外に、
シャム柿、ブラックウッド、ホンジュラスローズウッド、チンチャン、(特)紅木(こうぼく)で作りました。
面白いように樹種によって音色が違います。
4月末には全種を店頭でお試しいただけると思いますので、楽しみにしていて下さいね。
ということで、予想通りゆっくりの1日。
ご来店の皆様ありがとうございました。
さぁ、来週は16時から『二胡のお楽しみ会』です。
今回のソロ曲は『春』と 『桜』 がテーマですよ!
お花見の予定の無い方々は、一緒に光舜堂であそびませう☆
では♪
またまた繰り返しますが、4月21日(日)は臨時休業いたします。
(本当にしつこくてスミマセン。。。
光舜堂の最新情報がこのブログであること、をご存知無い方の方が圧倒的に多いので、
連続で告知させていただいております。 宜しくお願い致します)
さて、桜満開の東京の日曜日、
光舜堂は過去にも桜が盛りの日はお客様が少なかったので、
店主もワタクシも今週はすっかりそのつもり。
しかし、いろいろ雑務を片付けようといろいろ書類を持って来たものの、
春は眠くてなりませぬ。。。
そんな24日はカユ手レッスンが入っていたので 久々にずえだー師が来てました。
隣の部屋からのレッスンの音が、かろうじての眠気覚まし。
そんな中いらしたのは、会員Sさん。
グループレッスンの時に他の生徒さんから、最近音が変だと言われたそうで。。。
調べてみたら、微々たるながら確かに胴に無数の亀裂。
乾燥が不十分の木が乾いて動いてしまったようです。
そして、皮の張りにも影響が出て、部分的な緩みになっていました。
ただ、幸いな事には、Sさんの二胡の場合、何か特別に修理する必要はありませんでした。
「これくらいのバラツキの緩みなら、強く弾けば直るよ」
と、店主。
「強く、ですか?」
「そう、毎回練習やレッスンの前に10分間くらい強めに開放弦でガーガー弾いてごらんなさい」
この方法は、皮にバラツキのある全部のケースに効果があるわけではありませんが、
部分的に偏った緩みの皮は、皮全面が響くように全体を強く鳴らすと皮の緩み方が平均してきます。
実際Sさんの楽器は、店主が数分強く鳴らしているうちにかなり改善されてきました。
「ほら、このようにやってごらんなさい」
ところが、小柄な女性のSさんでは、大男の店主のようには鳴らせません。
「うーん、もう少し、姿勢を前に傾けてみて」
すると、身体の重さがかかる感じで音色がしっかり強くなりました。
「ああ音が変わった! 姿勢の事、よく先生からも言われるんですよ」
Sさん、姿勢の大切さを実感したようです。
「そうやって鳴らしていけば、かなり音は直りますよ。 あとは、ちょっと様子を見ましょう、1ヶ月後かな」
「わかりました。 じゃあ お代は?」
「Sさんは会員さんでしょう?お代はいりませんよ。 こうして頻繁に来ていただくための会員制度ですから」
そう、『秘密結社 光舜洞』というのは、
二胡界にはまだまだ知られていない“楽器のメンテナンスの重要性”の啓蒙活動の一環でもあるのです。
和楽器でも、洋楽器でも、楽器のメンテナンス”というのは当たり前の事柄ですが、
なぜか二胡界ではその重要性が抜け落ちて、メンテナンスをしないままの人々だらけなのです。
まして、二胡という、製作した国とは違う気候の環境で扱う楽器には、
メンテナンスが絶対不可欠なはずなのですが。。。
ということで、
会員さんは不調があればすぐ気軽に相談出来るように、2回目以降の調整費が無料になっているのです。
四季ある日本では、季節ごとのメンテナンスが理想ですが、
それが無理なら、せめて梅雨前と梅雨明けでは皮の状態が変わりますから、そこで駒を調整したいものです。
駒をとっかえ、ひっかえ、しょっちゅう変える方をよくお見かけしますが、
光舜堂では、調整時にきちんと楽器に合わせたら、あとは、そうそう変えるものではないと考えています。
その辺も、二胡界にはまだまだ知れ渡っていない知識のようですが、
駒も楽器と同様“育てる物”ですので、皮に馴染んで良く鳴るまでには時間が必要なのです。
そんな小話的な知識も、ご来店の皆様にはお伝えしていますので
遠慮なくいろいろご相談いただけたらと思います。
さて、昼下がりにずえだーさんと店主とお茶をしていると、
シャム柿のDODECAGONを発注中のMさんが遊びにいらっしゃいました。
Mさんはシャム柿ドデカがまだ幻のうちから注文されていたのですが、
そのシャム柿ドデカ、先日1把、店主は鳴尾先生の楽団で使う用に作り上げていました。
既に大阪に送ってしまったので残念ながらMさんにはお見せ出来なかったのですが、
その音色の良さは店主会心の出来。
「Mさん、シャム柿で注文して、正解!」と店主が言うと、Mさんはとっても嬉しそうでした。
シャム柿のDODECAGONがまだ存在していなかった時にこの樹種に目を付けるとは、
さすが、二胡でのシャム柿を何度も弾いた経験有りだからですかね???
現在DODECAGONは、普及版のココポロ以外に、
シャム柿、ブラックウッド、ホンジュラスローズウッド、チンチャン、(特)紅木(こうぼく)で作りました。
面白いように樹種によって音色が違います。
4月末には全種を店頭でお試しいただけると思いますので、楽しみにしていて下さいね。
ということで、予想通りゆっくりの1日。
ご来店の皆様ありがとうございました。
さぁ、来週は16時から『二胡のお楽しみ会』です。
今回のソロ曲は『春』と 『桜』 がテーマですよ!
お花見の予定の無い方々は、一緒に光舜堂であそびませう☆
では♪