二胡の胴に蛇皮を張るときの、基準の音です。
またこの音に張れる皮が、良い皮とされます。
蛇皮は、水に濡らして、仮の胴に張り込んでいきます。
最初のうちは、あまり緊張した音にならず、ぼこぼこ言いますが、
濡らして、引っ張り乾かすという工程を、数回繰り返すうちに次第にこの音に近づいていきます。
4,5回目(皮の厚みにより回数が変わります)になると濡れて張ったばかりの音が、
この、F♯です。
ここから、乾いていくと、
大体、あるいは、Eくらいの音に収まります。
そうですね内弦の調弦に合うのです。
最初のうち内弦の音はすぐ弾きやすいし、違和感も無いのは、
皮の音がDだからかもしれません。
皆さん、少し弾き込まないと、外弦の特に高音は出ないというのはこの為もあるのでしょうか。
二胡を弾き込んでいくと、次第に皮が緩んでいき、Aの音に近づいていきます。
すると、外弦の音も出始めますし。
内弦の、低音感も増えていきます。
よく蛇皮は、鱗の大きいほうが良いという迷信、いまだに聞きます。
それを言う人に何故?と聞いても、答えは返ってきません。
念のため、先生に聞いてみたらいかがですか?
答えに困るでしょうね。
鱗の大きいということが、見栄えとして良いということなのかもしれません。
肝心なのは、鱗が均一に近いということでしょうね。
鱗と鱗の間があまり開いていないということも大切です。
鱗は硬いです。
蛇は地面を這っていますから、
そして鱗と鱗の間は、収縮するのです。
蛇はくねくねと動いていきますから、自在に曲がるためにも、うろこの間は柔らかくないといけません。
実は、この鱗と鱗の間が皮の音を生み出します。
ここが強くて、狭いものは、強い響きを生み出します。
ですからあまり蛇皮を引っ張りすぎて伸ばしてしまうと、振動の強さが失われます。
最近よく見かける、とても大きな鱗は、人為的に、伸ばしてしまっている物が多いようです。
その他は、見栄え重視で大鱗錦蛇というのもありますから、それかもしれませんが。
比較的鱗が大きいのは、低音が出てきません。
鱗と鱗の間が少なくなってしまうのです。
良く振動する部分が少ないですから、重低音という感じはなくなりますね。
ですから昔の二胡は、かなり低音の感じが良く出ていたのですが、
最近のは音は大きくとも、重量感はありません。
また、新しい二胡を叩いてみて、それがAの音に近いようでしたら、
その二胡は、完全に皮が張られていないと考えてもよいと思います。
皮が伸びてしまって、あるいは最初から緩い状態だと考えてください。
ただしお店の人が叩かせてくれるかどうかはわかりませんが。
これは亡くなった、名人からの伝言でした(直接ではありません)
名人の作った二胡の皮は、最近のものよりずーっと鱗が小さいですよね。
またこの音に張れる皮が、良い皮とされます。
蛇皮は、水に濡らして、仮の胴に張り込んでいきます。
最初のうちは、あまり緊張した音にならず、ぼこぼこ言いますが、
濡らして、引っ張り乾かすという工程を、数回繰り返すうちに次第にこの音に近づいていきます。
4,5回目(皮の厚みにより回数が変わります)になると濡れて張ったばかりの音が、
この、F♯です。
ここから、乾いていくと、
大体、あるいは、Eくらいの音に収まります。
そうですね内弦の調弦に合うのです。
最初のうち内弦の音はすぐ弾きやすいし、違和感も無いのは、
皮の音がDだからかもしれません。
皆さん、少し弾き込まないと、外弦の特に高音は出ないというのはこの為もあるのでしょうか。
二胡を弾き込んでいくと、次第に皮が緩んでいき、Aの音に近づいていきます。
すると、外弦の音も出始めますし。
内弦の、低音感も増えていきます。
よく蛇皮は、鱗の大きいほうが良いという迷信、いまだに聞きます。
それを言う人に何故?と聞いても、答えは返ってきません。
念のため、先生に聞いてみたらいかがですか?
答えに困るでしょうね。
鱗の大きいということが、見栄えとして良いということなのかもしれません。
肝心なのは、鱗が均一に近いということでしょうね。
鱗と鱗の間があまり開いていないということも大切です。
鱗は硬いです。
蛇は地面を這っていますから、
そして鱗と鱗の間は、収縮するのです。
蛇はくねくねと動いていきますから、自在に曲がるためにも、うろこの間は柔らかくないといけません。
実は、この鱗と鱗の間が皮の音を生み出します。
ここが強くて、狭いものは、強い響きを生み出します。
ですからあまり蛇皮を引っ張りすぎて伸ばしてしまうと、振動の強さが失われます。
最近よく見かける、とても大きな鱗は、人為的に、伸ばしてしまっている物が多いようです。
その他は、見栄え重視で大鱗錦蛇というのもありますから、それかもしれませんが。
比較的鱗が大きいのは、低音が出てきません。
鱗と鱗の間が少なくなってしまうのです。
良く振動する部分が少ないですから、重低音という感じはなくなりますね。
ですから昔の二胡は、かなり低音の感じが良く出ていたのですが、
最近のは音は大きくとも、重量感はありません。
また、新しい二胡を叩いてみて、それがAの音に近いようでしたら、
その二胡は、完全に皮が張られていないと考えてもよいと思います。
皮が伸びてしまって、あるいは最初から緩い状態だと考えてください。
ただしお店の人が叩かせてくれるかどうかはわかりませんが。
これは亡くなった、名人からの伝言でした(直接ではありません)
名人の作った二胡の皮は、最近のものよりずーっと鱗が小さいですよね。