大殿様、現在右眼を痛めております。
木端が目に入ったのを(パッチリおめめのタロ若に「こんな小っちゃい目でも入るんですね」って言われて
拗ねてました)手で擦ったらしく、土曜日の夜中の打ち合わせ中に痛みが酷くなり、、
打ち合わせ先の近所だった慶応病院の救急外来に行ってまいりました。
運よく夜勤で入っていた、眼科のとっても美人の先生に診ていただき、お陰様で順調に回復に向かっておりますが、
大好きな読書は当分お預けです。
でも、なかなか言うことを聞かないお方なので、病院帰りの車中、もう一度念押しです。
「ほぉさん、今日はお疲れさん、日付けが日曜日になっちゃったね」
「そうですよ、今日は光舜堂があるんだから、さっさと寝て下さいね。
寝る前の日課の読書、本当に当分禁止ですからね!」
「うーーん、それは辛い。。。」
「では、読み聞かせ用の、お休み前の物語を作ってあげましょう、
むかーし、昔、あるところに、二胡作りのおじいさんと鞄持ちのおばあさんがいました、、、」
「オイ、オイ。。。」
殿の反応はイマイチですが、我ながらグッド・アイディアです!
ハード・ボイルド作家への夢は諦めたので、今回は童話作家を目指してみましょう。。。
(※ 以下、ブログのヘビー愛読者様しかウケない内容になっております、ご了承ください)
『二胡作り物語』
むかーし、むかし(?)
たま川のほとりに、二胡作りのおじいさんと、その鞄持ちのおばあさんがいました
おじいさんは丸太が大好きなので、木場へ行くと、すぐに丸太を買ってしまいます
鞄持ちのおばあさんは、おじいさんの丸太のお買物の見張りをするのがおしごとです
あるひ、おばあさんは、あまりにもおじいさんが丸太を買うので、
おじいさんの二胡のために、川へ丸太を探しにいきました
あらしの後は、山のほうから丸太が流れてくることがあるのです
どんぶらこ、どんぶらこ、
ああ、きたきた、おじいさんにこの丸太をあげましょう
おばあさんが丸太を川から引き上げていると(マッチョなおばあさんは、ひとりで楽勝です)、
おじいさんがやってきました
おばあさん、何をしているんだい?
ああ、おじいさん、ホラ、紫檀が流れてきましたよ
おばあさん、紫檀は水には浮かないよ、もっと重い木だから沈んでしまうんだよ、だからそれは違う木だ
そうですか、、、せっかく節約できるとおもったのにざんねんですね
すると、川の中から二胡を手にした二胡神さまがあらわれました
あなたの作った二胡は、この金の二胡ですか
あー、はいはい、スプレーしたんですよ
ふ~ん、なかなかいいじゃない、お店の看板にしなさいよ
二胡神さまは あっさり川に消えてしまいました
さて、ひとあし先に工房へもどった鞄持ちのおばあさん、
へやの中でおしごとをしているとドアをノックする音がします
おじいさんだよ、開けておくれ
あやしいですね、ホントにおじいさんかどうか確かめますから、手だけ先にみせてください
はいよ
うっ、塗料だらけで おそろしく汚い手!これはたしかにおじいさんの手です
おじいさんはへやに入ることができました
おじいさんのへやには、魔法の、つくりかけのヴァイオリンがあります
おじいさんがつづきをつくろうとさわると、ちがうおしごとがたくさん入ってくる魔法のヴァイオリンです
きょうも おじいさんは忙しくてヴァイオリンのつづきをつくることができません
大好きなヴァイオリンを作れずイライラしたおじいさんは、
お仕事でつかうハンマーの柄を削ってしまいました
すると、また二胡神さまがあらわれました
おじいさん、あなたはがんばってるから、ねがいを叶えてあげますよ
ねがい? わたしは全ての日本中の二胡を健全に鳴らし、音色を良くしたいんです
それでは、これも使いなさい
二胡神さまはエンジュの駒をくれました
エンジュの駒はほんとうに魔法の駒でした
おじいさんは また駒がほしくなってハンマーを削りました
するとまた二胡神さまがあらわれて、魔法の駒をくれました
おじいさんは こうして、魔法の駒ほしさにハンマーをどんどん削ってしまい、
タロウさんに叱られましたとさ
めでたし、めでたし。
※ 殿の眼の痛みは、瞼にできた脂肪の小さな塊が原因と判明。
そこに木端のゴミが入り、手で擦ったので余計に痛かったようです。
現在、明日には直りそうな勢いで回復しております。ご心配おかけしました。
木端が目に入ったのを(パッチリおめめのタロ若に「こんな小っちゃい目でも入るんですね」って言われて
拗ねてました)手で擦ったらしく、土曜日の夜中の打ち合わせ中に痛みが酷くなり、、
打ち合わせ先の近所だった慶応病院の救急外来に行ってまいりました。
運よく夜勤で入っていた、眼科のとっても美人の先生に診ていただき、お陰様で順調に回復に向かっておりますが、
大好きな読書は当分お預けです。
でも、なかなか言うことを聞かないお方なので、病院帰りの車中、もう一度念押しです。
「ほぉさん、今日はお疲れさん、日付けが日曜日になっちゃったね」
「そうですよ、今日は光舜堂があるんだから、さっさと寝て下さいね。
寝る前の日課の読書、本当に当分禁止ですからね!」
「うーーん、それは辛い。。。」
「では、読み聞かせ用の、お休み前の物語を作ってあげましょう、
むかーし、昔、あるところに、二胡作りのおじいさんと鞄持ちのおばあさんがいました、、、」
「オイ、オイ。。。」
殿の反応はイマイチですが、我ながらグッド・アイディアです!
ハード・ボイルド作家への夢は諦めたので、今回は童話作家を目指してみましょう。。。
(※ 以下、ブログのヘビー愛読者様しかウケない内容になっております、ご了承ください)
『二胡作り物語』
むかーし、むかし(?)
たま川のほとりに、二胡作りのおじいさんと、その鞄持ちのおばあさんがいました
おじいさんは丸太が大好きなので、木場へ行くと、すぐに丸太を買ってしまいます
鞄持ちのおばあさんは、おじいさんの丸太のお買物の見張りをするのがおしごとです
あるひ、おばあさんは、あまりにもおじいさんが丸太を買うので、
おじいさんの二胡のために、川へ丸太を探しにいきました
あらしの後は、山のほうから丸太が流れてくることがあるのです
どんぶらこ、どんぶらこ、
ああ、きたきた、おじいさんにこの丸太をあげましょう
おばあさんが丸太を川から引き上げていると(マッチョなおばあさんは、ひとりで楽勝です)、
おじいさんがやってきました
おばあさん、何をしているんだい?
ああ、おじいさん、ホラ、紫檀が流れてきましたよ
おばあさん、紫檀は水には浮かないよ、もっと重い木だから沈んでしまうんだよ、だからそれは違う木だ
そうですか、、、せっかく節約できるとおもったのにざんねんですね
すると、川の中から二胡を手にした二胡神さまがあらわれました
あなたの作った二胡は、この金の二胡ですか
あー、はいはい、スプレーしたんですよ
ふ~ん、なかなかいいじゃない、お店の看板にしなさいよ
二胡神さまは あっさり川に消えてしまいました
さて、ひとあし先に工房へもどった鞄持ちのおばあさん、
へやの中でおしごとをしているとドアをノックする音がします
おじいさんだよ、開けておくれ
あやしいですね、ホントにおじいさんかどうか確かめますから、手だけ先にみせてください
はいよ
うっ、塗料だらけで おそろしく汚い手!これはたしかにおじいさんの手です
おじいさんはへやに入ることができました
おじいさんのへやには、魔法の、つくりかけのヴァイオリンがあります
おじいさんがつづきをつくろうとさわると、ちがうおしごとがたくさん入ってくる魔法のヴァイオリンです
きょうも おじいさんは忙しくてヴァイオリンのつづきをつくることができません
大好きなヴァイオリンを作れずイライラしたおじいさんは、
お仕事でつかうハンマーの柄を削ってしまいました
すると、また二胡神さまがあらわれました
おじいさん、あなたはがんばってるから、ねがいを叶えてあげますよ
ねがい? わたしは全ての日本中の二胡を健全に鳴らし、音色を良くしたいんです
それでは、これも使いなさい
二胡神さまはエンジュの駒をくれました
エンジュの駒はほんとうに魔法の駒でした
おじいさんは また駒がほしくなってハンマーを削りました
するとまた二胡神さまがあらわれて、魔法の駒をくれました
おじいさんは こうして、魔法の駒ほしさにハンマーをどんどん削ってしまい、
タロウさんに叱られましたとさ
めでたし、めでたし。
※ 殿の眼の痛みは、瞼にできた脂肪の小さな塊が原因と判明。
そこに木端のゴミが入り、手で擦ったので余計に痛かったようです。
現在、明日には直りそうな勢いで回復しております。ご心配おかけしました。
読んでて楽しいですが………………
童話作家デビューしてください☆
ほぉさんがこの記事をアップしていた頃、私はほぉさんと西野さんの夢をみてましたよぉ~(^-^)
西野さん、くれぐれもお大事にしてくださいね。
二等身のおじいさんとおばあさんと神様とタロウさんが浮かびました。
もう 夫婦漫才ですねぇ^^
涙が出そうなくらい 笑わせていただきました!!
この日は、さすがに投稿予約設定です。
秋の夜長に夜更かししていらっしゃる方々のために、
特別な時間にアップしてみました
「お世辞だよ。パクリの貼り付けだらけじゃん」と言われました~。 事実ですが。。。
我々をよく知る方ほど、より笑えたと思います。
『オッサン絵本と童話のグランプリ』というのが何処かにあれば応募しましょうか。
手ごわいライバルになりそうなオヤジギャグ満載の童話が出ていそうです。。。
泣くほど笑って楽しんでいただけて何よりです