中国製の二胡の弓は、今までの光舜堂が仕入れたものの中から経験で行きますと、約20%が折れます。
お客様の中にはちょうどライヴの最中に折れたそうです。
頭の中が真っ白になってしまったとおっしゃっていました。
そうですよね、まさか折れるとは思いませんものね。
でも折れる物もあります。経年変化でも折れる事もあるのです。
これは経験値だけですが、いわゆる無節の弓と言うのに、折れる物が多いようです。普通に節が見えているものにはあまり折れたという話は聞きません。
中国のこの弓に使う竹と言うのは日本で言う篠竹の一種だそうです。
日本にはこのように節と節の間が長い竹と言うのはありません。
節の間が、約50㎝もあるのです。
このくらいに細い部分は日本の竹では、普通節と節の間は10センチあるかないかです。
この竹(紅竹と言うそうですが)は、比較的、北京式の弓に使われることが多いです。
無節と言いますが流石に、弓の全長すべてに節が無いわけではなく、手元から15センチくらいの所には、節がありますが、
この画像のように大概、プラスティックのチューブや、皮、あるいは布地でおおわれていて見えないだけです。
このように竹の手元から20センチくらいが何かでおおわれているものは気を付けて下さい。
光舜堂の二胡弓も仕入れた時には、全部かなりまげて折れないか試しています。ここまでしなくとも落ちう意見の在ります。
しかし私としては、竹の弾力具合を試す時にどうしても、ギュッと曲げてみるのです。
勿論何処の二胡屋さんもそのようなテストをした上でお店には出しているでしょうから、この20%と言うのは中国から入荷した時の数字です。ですから発売されているものにはそれほどは無いとは思います。
折れやすい物があります。
竹も植物ですから、伐採されて何年かすると、次第に硬化していきます。
硬くなります。
とくに、使わないで保存しておいたものは、特に硬くなっていると思って下さい。
それから、弓として使いやすいかどうか購入の際皆さんとても悩むことだと思います。
これは、単に私の私見ですが、
弓としては、竹の端と端を両手に持って、きれいな円弧になるものは、演奏の時に右手の力が、先端まで綺麗に伝わりやすいです。
両手に持って、曲げた時に、手元でも先端でもどちらかが一部、強く曲がるようなものは、そこだけ柔らかく、手の力が先端まで伝わりにくく、自然な弓の動きがしにくいという事はあります。
このテストをしているときに、私はよく、竹を折ります。
そこまでしなくともと思われる方もいらっしゃるかとも思いますが、
このくらいにしておかないと経年変化で硬化した時に多少の力でも折れやすい物も出てくるのです。
そして弓の性能の確認の為でもあるのです。
毛は消耗品ですが、竹は長い間使えるはずです。
この事は竹屋さんから聞いた話です。
注意、決してほかの二胡屋さんで弓の購入の時に、このように竹を強く曲げないでください。怒られます。
余談ですが、日本の竹でも、この二胡の弓が出来ないかと調べに歩いた、一昨年ある竹屋さんで、竹の釘を作ってくれないかと反対に頼まれてしまいました。
竹を打つ釘が有るのかと驚いたのです。
たけは木材のように釘を打つことは出来ません。
割れてしまいます。
かなり特殊なもので釘と言うより、鉄の紐みたいなものです。このことはまたいつか詳しく。
話を元に戻します。
竹の節は、本体より出っ張っています、これを削って本体の太さに合わせたりすると、むしろこの節の部分が弱くなり折れやすくなるのです。
無節を強調する為か、このプラスティックのチューブ部に覆われた中の節は削られてありました。
たしかに演奏家によっては胴に、竹の節が当たり嫌がる人もいますが、この事はどうなのでしょうね。
いずれにせよ二胡の弓は折れる事もあります。ですから、これは、もし弓の毛の替えをやる時には、トラブルのもとになりかねないですね。
弓の毛替えに出したら、その後竹が折れたとか言われかねないですから。!!
今からそのこと考えると、弓の毛替えなんかやらない方が良いのかとも考えてしまいます。
何か方法考えねばですね!!
お客様の中にはちょうどライヴの最中に折れたそうです。
頭の中が真っ白になってしまったとおっしゃっていました。
そうですよね、まさか折れるとは思いませんものね。
でも折れる物もあります。経年変化でも折れる事もあるのです。
これは経験値だけですが、いわゆる無節の弓と言うのに、折れる物が多いようです。普通に節が見えているものにはあまり折れたという話は聞きません。
中国のこの弓に使う竹と言うのは日本で言う篠竹の一種だそうです。
日本にはこのように節と節の間が長い竹と言うのはありません。
節の間が、約50㎝もあるのです。
このくらいに細い部分は日本の竹では、普通節と節の間は10センチあるかないかです。
この竹(紅竹と言うそうですが)は、比較的、北京式の弓に使われることが多いです。
無節と言いますが流石に、弓の全長すべてに節が無いわけではなく、手元から15センチくらいの所には、節がありますが、
この画像のように大概、プラスティックのチューブや、皮、あるいは布地でおおわれていて見えないだけです。
このように竹の手元から20センチくらいが何かでおおわれているものは気を付けて下さい。
光舜堂の二胡弓も仕入れた時には、全部かなりまげて折れないか試しています。ここまでしなくとも落ちう意見の在ります。
しかし私としては、竹の弾力具合を試す時にどうしても、ギュッと曲げてみるのです。
勿論何処の二胡屋さんもそのようなテストをした上でお店には出しているでしょうから、この20%と言うのは中国から入荷した時の数字です。ですから発売されているものにはそれほどは無いとは思います。
折れやすい物があります。
竹も植物ですから、伐採されて何年かすると、次第に硬化していきます。
硬くなります。
とくに、使わないで保存しておいたものは、特に硬くなっていると思って下さい。
それから、弓として使いやすいかどうか購入の際皆さんとても悩むことだと思います。
これは、単に私の私見ですが、
弓としては、竹の端と端を両手に持って、きれいな円弧になるものは、演奏の時に右手の力が、先端まで綺麗に伝わりやすいです。
両手に持って、曲げた時に、手元でも先端でもどちらかが一部、強く曲がるようなものは、そこだけ柔らかく、手の力が先端まで伝わりにくく、自然な弓の動きがしにくいという事はあります。
このテストをしているときに、私はよく、竹を折ります。
そこまでしなくともと思われる方もいらっしゃるかとも思いますが、
このくらいにしておかないと経年変化で硬化した時に多少の力でも折れやすい物も出てくるのです。
そして弓の性能の確認の為でもあるのです。
毛は消耗品ですが、竹は長い間使えるはずです。
この事は竹屋さんから聞いた話です。
注意、決してほかの二胡屋さんで弓の購入の時に、このように竹を強く曲げないでください。怒られます。
余談ですが、日本の竹でも、この二胡の弓が出来ないかと調べに歩いた、一昨年ある竹屋さんで、竹の釘を作ってくれないかと反対に頼まれてしまいました。
竹を打つ釘が有るのかと驚いたのです。
たけは木材のように釘を打つことは出来ません。
割れてしまいます。
かなり特殊なもので釘と言うより、鉄の紐みたいなものです。このことはまたいつか詳しく。
話を元に戻します。
竹の節は、本体より出っ張っています、これを削って本体の太さに合わせたりすると、むしろこの節の部分が弱くなり折れやすくなるのです。
無節を強調する為か、このプラスティックのチューブ部に覆われた中の節は削られてありました。
たしかに演奏家によっては胴に、竹の節が当たり嫌がる人もいますが、この事はどうなのでしょうね。
いずれにせよ二胡の弓は折れる事もあります。ですから、これは、もし弓の毛の替えをやる時には、トラブルのもとになりかねないですね。
弓の毛替えに出したら、その後竹が折れたとか言われかねないですから。!!
今からそのこと考えると、弓の毛替えなんかやらない方が良いのかとも考えてしまいます。
何か方法考えねばですね!!
なんだかくるくると回ってしまうんです。
ちなみに私の弓も北京式です。
とっても勉強になります!