本来なら春に咲くはずのコバノガマズミの花が返り咲きしていた・・・狂い咲きとも云うけど、その表現は嫌いなので私は返り咲きと云う言葉を使うんだ!
実も付いているし枯葉も数枚残っている・・・
実と花が一緒だというのも珍しい光景で、今年はそれだけにおかしな陽気だったと云うことだ! 本来5裂なのに4裂の花、雄しべも4本・・・この時期の花は成長も悪いのかな?
花が咲いているのは内側の短枝上が多く、新梢の頂芽には花を付けてはいない。 でも、よく見ると何時もの冬よりも開いているような気がする!
ガマズミ(レンプクソウ科ガマズミ属)の仲間はガマズミ、コバノガマズミ、ミヤマガマズミ、オトコヨウゾメなどが紛らわしいと言われるけど冬芽で較べれば一目瞭然なんだ!
前2者のガマズミとコバノガマズミは枝や冬芽の芽鱗に毛が多く、ガマズミの芽鱗は4枚、コバノガマズミはガマズミよりも枝が細く、芽鱗は4枚だけど外2枚が短いんだ!
後2者は枝や芽鱗に毛が無く、芽鱗は4枚で外側の2枚は短いんだ。 オトコヨウゾメは枝が細く、冬芽はあずき色で艶がある・・・
・・・で、コバノガマズミの冬芽と葉痕(頂芽部分)だけど毛だらけだね!
側芽は十字対生で頂芽よりも小さい・・・
葉痕はV字型~三角形で維管束痕が3個確認できる・・・コウモリとかネズミのような顔に見えるね!
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