
冬芽と葉痕シリーズも暖かくなって冬芽が膨らみ始めたので、今回のヤマコウバシ(クスノキ科クロモジ属)が今シーズン最後となるかな?
ヤマコウバシは多くの落葉広葉樹が葉を落す中で枯葉が残っているので遠目にもその存在が分かる。 同じ属のクロモジやアブラチャン、ダンコウバイは落葉する!
そして名前の由来は枝を折ると香ばしい匂いがするからと云うのだけど、上記三種よりも匂いが薄いような気がする・・・
ヤマコウバシは東アジアに広く分布して雌雄異株だけど日本には雌株しかないと言われている。 それでも結実するんだね。 この樹も一つだけ萎びた実が残っていた!
冬芽は紡錘形で赤味を帯び、芽鱗は7~9枚、同じ属のクロモジやアブラチャン、ダンコウバイと違って花芽と葉芽は別々でなく花芽は葉芽と一緒の混芽となる。
葉痕は半円形で維管束痕は1個ないしは3個が見られる・・・
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