
昨日は仕事始めでした。新年の顔合わせや集合写真を撮ったあとは昨年暮れに実施した樹木学の中間テストの採点作業・・・しかし、出来が良くなくて新年早々からやる気が出ません。この次の講義から「冬芽と葉痕」をやるつもりだけど学生たちは興味ないのかな・・・
さて、干支にちなんだ「冬芽と葉痕」と言うと今年は申年だからサルのような顔つきのもの(センダン↑やネムノキ↓)を直ぐに思い浮かべてしまいますが・・・
一方で、樹種名にサルが付いたものもあります。樹皮がツルツルでサルも滑りそうだからサルスベリ(百日紅)・・・
「冬芽と葉痕」はあまり特徴がなく、先の尖った卵形の冬芽が対生か亜対生し、葉痕は半円形で維管束痕が一つ・・・
(冬芽と葉痕:195種類目)
同じように樹皮が滑々でサルスベリの別名を持つのがナツツバキ・・・
冬芽は扁平な紡錘型、葉痕は小さい半円形で維管束痕は1つ・・・
同じく滑々の肌でサルスベリの異名を持つリョウブ・・・途中で芽鱗を脱ぎ捨てて裸芽になるのが特徴ですね!
そしてサルが食べるナシの様な実から名前が付いたサルナシです。キュウイやマタタビと同じ仲間で冬芽が葉痕の上にある葉枕と言う場所に隠れているのです。別名のシラクチヅルのシラクチもサルの別称・・・
他にはサルをひっかけて取れるような刺を持っていると言うので名前が付いたサルトリイバラ・・・でも山を歩いていると人間の方が良く引っかかりますね(笑)
(冬芽と葉痕:196種類目)
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