先日のハナヒョウタンボクを撮っていた時に枝の様子がおかしいものに気が付いた! 良く見ると葉裏を内側に葉縁が巻きこまれて赤く変色していた!
多分、アブラムシ科かタマワタムシ科の虫えい(虫こぶ)だろうと見当はついたのだけど名称や形成主は分からなかった・・・
近くで見ると巻かれた葉裏に有翅成虫が沢山いた・・・もう少しアップで撮っておけばよかった!
虫えい図鑑に載っていなかったので「虫えい同好会掲示板」にアップしたら農研機構・北海道農業研究センターの佐野先生が以下の回答を下さった!
「コウノオオワタムシ(ウグイスカグラハマキワタムシ)Prociphilus konoi Hori, 1938かと思われます。ハナヒョウタンボクと同属のウグイスカグラ(いわゆるハスカップ)やキンギンボクに葉巻を形成し、初夏には有翅虫が二次寄主へと移住します。二次寄主はアカエゾマツとされていますが、古い時代の報告で再確認が必要です。」
・・・と云うことでハナヒョウタンボクに作られたウグイスカグラハマキフシで一件落着! 当ブログ掲載169種類目となった!
ただ、この地域にはアカエゾマツがないので画像に写っている有翅虫はこのあと他のトウヒ属の根に移動して産卵して二次寄生をするのだろうな!
この周辺では、他に昨年も見られたシナノキハケフシが見られたけど、昨年見つけ新種かなと探しているシナノキハミャクコブフシは見つからなかった!
ヤマツツジでは昨年作られたツツジミマルフシの名残も見られた・・・
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