安中市市庁舎建設問題第三弾・・・市の事前準備組織の報告では安中高校跡地(↑)へ9500㎡の一極集中型庁舎を建てることを最善策としている!
現在の人口減少、高齢化、少子化、災害多発、コロナ禍、財政困窮の時に、何と時代遅れで的を外れた報告なのだろうか!
人口の推移が分かる資料を探して、今年3月に変更された新市建設計画書の人口資料を見たら20年も前の数値を使っていた!
令和2年の計画書に合併6年前の資料だよ・・・如何におざなりな計画なのか分かるよね(怒) これを通してしまう市議会も考え物だな!
まあ、この資料でも少子高齢化が進んでいることが分かる。 そして特に旧松井田町の少子高齢化が進んでいることが分かるんだけどねぇ~
人口の推移は、SさんのFBを参考に自前で作成してみた! 減少傾向が分かれば良いので多少の誤差はゴメンナサイ・・・
要は合併時点から約8500人、13%も人口減少していると云う事なんだ!
旧市町別に見れば旧安中市が4423人(9.2%)の減少に対して、旧松井田町が4112人(24.6%)も減少しているんだ!
何故、旧松井田町の減少率が高いのか・・・簡単に言えば住み辛いから・・・如何に住みやすい街づくりをして来なかったかの一言に尽きる!
事前準備組織が最善策として報告した「行政機能の効率化の観点から全ての部署を新たな庁舎に集中させる」ということについて考えてみよう!
一極集中型庁舎が効率的とされているが、それは為政者側の論理であって農村部や周辺部の地域住民にとっては非効率的で非経済的なんだと思う。
加えて災害多発やコロナ禍の昨今、一極集中型庁舎では3密が発生しやすくなり、万一何らかの災害などリスクが発生した場合などは非常に脆く、本庁機能が失われてしまう恐れがある!
さらに高齢化に伴って交通弱者・医療難民・買い物難民などとなってしまった地域住民にとっては、一極集中型庁舎に行くことさえ難しくなって「切捨て行政」以外の何物でもないのだ!
市民懇談会で提言?された 交流広場・利便性の高い窓口・テナントスペースなどが自分たちが収めた税金で新庁舎に整備されても交通手段を持たない住民は利用することすらできないのだ。 税金だけ取られて利便性や安全や福祉や幸福が享受できないのである!
そして、安中市の人口推計(↑)によると、何もせずに手をこまねいていると人口は減少一方の予想なのである!
年齢別構成をみると0~14歳はあと数年で10%を切り、65歳以上は四半世紀後には半数を超えてしまうのだ!
このような状況の中で弱者切捨ての一極集中型庁舎で行政を行うべきなのだろうか? 答えは否であろう・・・
今、求められているのは地域の持続性、格差の解消、健康の維持増進、幸福の享受などが実現できる「寄り添い型行政」なのだと思う!
この寄り添い型行政を実現するためには多極集中という考え方が大切だと言われている! 一極集中でもなく多極分散でもなく多極集中なんだ・・・
具体的に言うと、何らかの災害で本庁機能が失われた時に松井田庁舎を維持して代替え機能が維持できるようにするとともに、「昭和の大合併」当時の町村単位くらいで、地域コミュニティーと簡易行政窓口・防災拠点を兼ね備えた地域センター的な施設(支所とは違うよ。 公民館や学校の空きスペースなどの既存施設を利用した金のかからないもの)を整備して多極集中型行政を行う事なんだと思う!
50億円をこえる一極集中型の庁舎を新たに作るのではなく、職員・市民の安全を第一に必要最小限の本庁舎を早急に現在地に建て替え、節約した資金で各地域の核となる場所に地域センター的な施設整備を行ったらどうなんだろうか!
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