欝病からの生還

今では笑って話すこともできます。いまから２０年前その事件は起きました。
職場の上司との葛藤です。人事異動で従来の部長、課長、が２人して異動となり私は係長として現場のまとめ役でした。後任に来た課長〔私の直属の上司）は実務が
全くできない人で管理と点検のみ人並み外れて厳しい人でした。
私は従来からの実務の他に課長が本来行うべき仕事も負担となりました。
課長は自分の上司には極端に低姿勢である反面部下には極端に厳しい人でした。
書類は投げて遣す。仕事はマル投げ、相談は一切できず、自分本位な指示は一切現場の実情を省みないものがありました。
８月２４日５ヶ月近い忍耐に耐えかねて私は入院しました。２ヶ月弱の入院でした。復帰後も従来の部署であったため回復せず、翌年の４月に異動となりようやく
落ち着いた仕事が出来ました。４０年近く勤めていてもこのような人に遭遇することは滅多にありません。私はその後安定剤が放せなくなり現在に至っております。
１年の総務の仕事の後、保険の仕事を役職がついたまま異動となり、激務にやはり
神経が耐えられず２度目の入院。復帰後は再び異動となりストレスを自分で調整できる営業を経験しました。他人がどう思うが自分の体の状態は自分が一番わかります。ストレスをためないことを心し、結果して出世は無縁の営業成績で保身に努めました。おかげで同期の人は多くが管理職にはなりましたがいずれも私より先に職場を去りました。病気を意識し、無理をしなかったことが私を定年まで職場に残す道筋をつけ、家族の生活と自分自身の葛藤から救う結果となりました。
ハルシオンを多飲し、遺書を書いた事が今となっては自分を強くしてくれた。（今は何も怖いことはありません。）
と今では確信しています。