しるしのないカレンダー

定年退職した自由人のBLOGです。庶民の目線であんなこと、こんなこと、きままに思ったことを書いてみたい。

明治と平成の貨幣価値

2017年02月10日 | Weblog
明治時代の1円は現在の貨幣価値でどのくらいの金額であったか?単純に明治30年頃の物価と比較すると今の物価は当時の3800倍と出ていた。/hand_iine/}大工の給与は月20円の時代だ。当時の1億円は現在の30兆円くらいにはなる。当時の国家予算の3分の1程。
昨日、赤坂の迎賓館を見学していてふとそう思った。赤坂迎賓館は敷地面積11万7千㎡(約3500坪)1909年(明治42年)に東宮御所として建設された。当時の建設費用はわからなかった。1967年(昭和42年)に108億円の改修費用をかけて、1974年(昭和49年)に完成した。とされている。建物は本館が鉄骨補強煉瓦石造、地上2階、地下1階で延べ床面積は1万5千平米である。彩鶯の間、花鳥の間、朝日の間、等息をのむ豪華な
造りと調度品に驚く。ドイツ、フランスから輸入した家具、イタリア、北欧から輸入された大理石。明治期の最高の技術者芸術家を動員して作り上げた
国宝級の調度品が展示されている。明治期の1円は今の貨幣価値で2万円との事。明治期にいくらかかったかの費用はわからなかった。/heartbreake/}
昭和42年の108億円は今の費用換算でどのくらいか?だいたい10倍程度と出ていた。つまり、現在では1000億円程度はかかった計算。改修費用で1千億。そもそもの費用はわからない。日本の国賓をもてなす迎賓館施設。それはただただ驚くばかりの立派な施設でした。
天皇家の施設は無税である。土地代はかからない。明治42年にかかった費用は不明。昭和42年の補修費用が現在の貨幣価値換算で1千億円。推して知るべし。今の時代にこれだけの施設をつくることはできないこと。日本の国宝。ということが良く理解できました。

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