長い間音信不通だった親戚から訃報が届いた。4か月ほど前に不幸があった親戚から電話で届いた。親戚間の音信は温度差がある。兄弟姉妹間は近い関係。親族の範囲は「親等」という単位で客観的に示せる。「子」「夫」などの1等親、「妻」「妾」「孫」などの2等親、「庶子」や「継父」などの3等親、「兄弟の妻」や「前夫の子」などを4等親、「妻の父母」や「玄孫」などを5等親としている。亡くなった人の子から3親等に当たる親族に訃報が入り、その親族から小生の処に伝達された。小生は小生の兄弟に訃報を知らせた。小生の兄弟と姻族関係にある世帯には知らせるべきか悩む所だ。年に一度、年賀状が届いていた親戚だった。亡き父の兄弟。89歳だった。父も亡くなって20年経過した。20年前に父が亡くなった時にお会いしている。過去帳を開き、奉加帳を調べる。どこまでの範囲でお知らせを広げるか検討する。昔程、この種の訃報をお知らせする風潮は減っている傾向。「家族葬」にする世帯が増えた。3親等に当たる親戚から小生の処に連絡をいただいた。小生は5等親に当たる。亡くなった方のお住まいは遠隔地にある。お悔やみ文を添えて香典を書留で送ることにした。第一発見者の子宛てである。20年前の記憶もおぼろげだ。最近、年賀状も来なくなった親族も多い。顔が浮かぶかどうかで判断している。親戚関係も温度差がある。温度差を小生が把握している訳でもない。お知らせはどこまで拡大するか。いつも悩むところだ。