手賀沼アララギ短歌会

千葉県我孫子市で開催している短歌会のブログです。一緒に短歌を楽しみませんか。

会員の作品(2024年2月)

2024年02月19日 | 会員の作品
 *新仮名遣い
佐々木フミ子:道の辺につかの間遊ぶケンケンパー学校帰りの子らも忙し(新アララギ2024.2)
千葉照子:非対称(アシンメトリー)の顔の造りは微妙なる色気漂ふ業平の面 名物面「中将(鼻まがり)」伝福来(ふくらい)作(歌会2024.2) 
今野英山:野火のごとき小樽の夜景みおろしぬ気候変動思はざらめや(新アララギ2024.2)
高橋毬枝:流浪の民ユダヤとアラブの敵愾心又も騒がす世界の分断(新アララギ2024.2)
麦島和子:人襲う熊の被害の報道に熊の怖さを身近に感じぬ(新アララギ2024.2)
岸野トモヱ:*母逝きて十三回忌の大寒に宗派も墓所も今はさまざま(歌会2024.2)
大倉康幸:*定年まで待って居られぬ人たちが町の活性化支えるのを知る(新アララギ2024.2)
宮本通代:山のエサは凶作といふこの秋はクマ出没のニュースがしきり(新アララギ2024.2)
鈴木英一:家倒れ土砂に埋まりしも里捨てぬ能登被災者の心はいあかに(歌会2024.2)
東寿美枝:躙り口入りて一期一会なり茶筅の音と一輪の白椿(新アララギ2024.2)
今野礼子:*船乗りになりたかったと言いいし父を想いて舳先に立ちぬ(新アララギ2024.2)
桂 崇人:*初々しい笑顔はじける麻央ちゃんの黄金時代ここから始まる(歌会2024.2)
安達和治:*あこがれは山のあなたの見ぬ君と恋に恋して接吻(くちつ)くること (歌会2024.2)
高木千春:寒い日に温かい手に包まれてブルーな吾に光が差し込む (歌会2024.2)

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 講師の歌(2024年2月) | トップ | 2024年3月歌会のお知らせ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

会員の作品」カテゴリの最新記事