*新仮名遣い
千葉照子:面差しの似たると気付くは十のころ祖母われ並ぶ写真見し時(歌会2024.5)
今野英山:黒こげのぶつ切りの皮にまどひつつ京風うな丼すてがたき味(新アララギ2024.5)
高橋毬枝:天井を這ふハエトリグモの足八本ダンサーのごとし歩調乱れず(新アララギ2024.5)
麦島和子:川堤歩みつつ歌う「早春賦」母を偲びて涙溢るる(新アララギ2024.5)
岸野トモヱ:*助け合うはるか昔のふるさとの習いはどこに消えていきしか(歌会2024.5)
大倉康幸:*見上げれば雲一つない青空だ元気をもらって前に進もう(新アララギ2024.5)
相川盈子:*管一本身につけるなく夫逝きぬ海辺の温き木の病棟に(新アララギ2024.5)
宮本通代:手の甲の青き血筋を見つむれば母の手に似て母の恋しく(新アララギ2024.5)
丸山幸子:*ガザの子の涙を横目に炬燵にてわれは蜜柑を頬張るばかり(新アララギ2024.5)
鈴木英一:神社にて幾多の外国参拝者我らと同じく二礼より始む(歌会2024.5)
東寿美枝:夫婦とは阿吽の呼吸で解り合ふされど共感の言葉交はしたし(新アララギ2024.5)
今野礼子:*撫でながら愚痴言えば心静まりぬ犬と暮らしし十五年間(新アララギ2024.5)
桂 崇人:*葉桜とノースリーブで歩く女性(ひと)僕の季節がいよいよ始まる(歌会2024.5)
安達和治:*白杖に席を譲りし若者の眺むる車窓に菜の花の咲く(歌会2024.5)
高木千春:*ランタンに願いを込めて空に放つその美しさがなぜか悲しい(歌会2024.5)
千葉照子:面差しの似たると気付くは十のころ祖母われ並ぶ写真見し時(歌会2024.5)
今野英山:黒こげのぶつ切りの皮にまどひつつ京風うな丼すてがたき味(新アララギ2024.5)
高橋毬枝:天井を這ふハエトリグモの足八本ダンサーのごとし歩調乱れず(新アララギ2024.5)
麦島和子:川堤歩みつつ歌う「早春賦」母を偲びて涙溢るる(新アララギ2024.5)
岸野トモヱ:*助け合うはるか昔のふるさとの習いはどこに消えていきしか(歌会2024.5)
大倉康幸:*見上げれば雲一つない青空だ元気をもらって前に進もう(新アララギ2024.5)
相川盈子:*管一本身につけるなく夫逝きぬ海辺の温き木の病棟に(新アララギ2024.5)
宮本通代:手の甲の青き血筋を見つむれば母の手に似て母の恋しく(新アララギ2024.5)
丸山幸子:*ガザの子の涙を横目に炬燵にてわれは蜜柑を頬張るばかり(新アララギ2024.5)
鈴木英一:神社にて幾多の外国参拝者我らと同じく二礼より始む(歌会2024.5)
東寿美枝:夫婦とは阿吽の呼吸で解り合ふされど共感の言葉交はしたし(新アララギ2024.5)
今野礼子:*撫でながら愚痴言えば心静まりぬ犬と暮らしし十五年間(新アララギ2024.5)
桂 崇人:*葉桜とノースリーブで歩く女性(ひと)僕の季節がいよいよ始まる(歌会2024.5)
安達和治:*白杖に席を譲りし若者の眺むる車窓に菜の花の咲く(歌会2024.5)
高木千春:*ランタンに願いを込めて空に放つその美しさがなぜか悲しい(歌会2024.5)
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