手賀沼湖畔文学の広場にある「文学掲示板」、2018年6月は手賀沼アララギ短歌会の歌が6首掲載されます。
・夏に伸ばししズボンの丈をまた伸ばす少年の成長ただ早くして(取手 木下和子)
・少年の頃の野の花「スカンポ草」噛む人もなく懐かしく咲く(流山 葛岡昭男)
・なじみたる五坪の畑に残り菜の黄花咲きたり移る日近し(柏 今野英山)
・朝起きて洗顔できぬは一日のやる気を削ぐと怪我して知りぬ(牛久 佐々木フミ子)
・九十九里よりフロントガラスにバッタゐて「着くまで落ちるな」と声を掛け継ぐ(柏 高橋鞠枝)
・初孫の誕生メール届きたり雲なき空に月冴えわたる(柏 麦島 和子)
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