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東電・尾瀬 所有地の管理肩代わりを検討中?

2011年10月15日 22時02分54秒 | 観光地
     (以下クリックで拡大) 

福島原発の事故で、尾瀬に所有している4割の東電所有地
(特別保護地区においては7割が東電)において、毎年2億円の巨費がかかるという。

東電と尾瀬との出会いは、明治から大正にかけて人々の生活に電気が入り始め
尾瀬の豊富な水が水力発電所建設に注目されて、利根発電が取得する。
次に関東水電と名を変えて、水利権を得る。

その後、度重なる戦争や震災で大規模なダムは出来ずに
東京電力発足時にそのまま引き継がれて現在に至るが、尾瀬の豊富な植物群や
他に類を見ない珍しい湿原植物等々が自然保護の運動の高まりにも助けられ
生き延びることになる。

群馬側を歩いていると、東電のマークの焼き印が押された木道を歩くことになる。
毎年どこかで我々ハイカーが歩き易い様に、古くなった物から入れ替えてくれています。
東電としては、何も儲かりもせず、ただ出費がかさんでいるだけだが、
それでも売却は否定しているという。
もう、将来に亘ってダムなど造れる訳が無いのに・・・・。

東電の社会貢献の一つなのだろう。
先人が、ずっと守ってきた「金城湯池」なのだろう。

10年も経てば、体力も回復するだろうか?
その時には、また湿原の保護やアヤメ平の復元作業
また、5つの山小屋と休憩所の運営も、山を歩く人たちには欠かせない大事な場所です。
原発には、否定的ですが尾瀬の保護には大賛成です。

暫く、補償が大変でしょうが、然るべき時が来ましたらまた復帰して戴きたいものです。
以下、尾瀬のイメージ写真です。(昨夏7月下旬)

    尾瀬ヶ原から至仏山
    

    山上の別天地・富士見田代から燧ケ岳
    

    山の鼻・尾瀬研究見本園・・・「オゼコウホネ」
    



コメント
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