
今日は一日ラジオからジョン・レノンの曲が溢れていた。
戦後生まれの私には太平洋開戦記念日とはピンとこなかった。
こころのどこかで戦争の記念日を認めていないのかもしれないが・・
初めてビートルズの曲を聴いたのは、確か高校受験のときだったと思う。
深夜のラジオから流れてきた彼らの曲はお洒落で、流行歌で育った当時の
中学生にはカルチャーショックだった。
25年前の今日、彼のファンの銃弾に倒れた。
そんな昔のことを考えていたらふっとレノンの忌日は歳時記にあるのか?と
疑問が浮び、早速調べてみたがやっぱりまだ載ってはいない。
もしか?と検索・・・・・有った!
冬の薔薇深紅なるジヨン・レノンの忌 坂口緑志
レノン忌や葉の散る音も楽なりと 橋本榮治
レノンの忌冬ぞらわれて陽がさして 田村敬子
老ボーイのレノン語れば虫しぐれ 橋本榮治
この辺は多少、季語をつけて作者の配慮が見えるようです。
やはりまだレノンの忌の季感への認知はまだ先ですね。

コカコーラ一気飲みしてレノンの忌

昔の句友の句、熱帯夜けふも叩いて聴くラヂオ なんて句を思い出す。
少年期、何かの懸賞で貰ったゲルマニウムラジオ。中学生のときに
お年玉をためて買った、マイラジオ。ラジオには皆それぞれに多くの
思い出が有る年代。それが団塊の世代かもしれない。

ふぐ鍋や壁に大きなジヨン・レノン 黒田杏子