愛すべき我句会

2005-12-04 14:04:07 | Weblog
       鰤大根

 昨日はわが八雲句会の忘年句会、いい笑い納めとなりました。
 今まで色々な句会に参加してきて、これほど楽しい句会はない。
 互選で多くの支持を得て浮かれていると、その後に控える「逆選」で
 打ちのめされる。「この句のここがいけない」「却下」なんて四方八方から
 お声がかかる。俳句はもちろん俳句心の鍛錬場・・・かもしれない。
 でも、この逆選こそが大切な時間だと思う 
 
 吟行をし、投句、互選、披講。とそして主宰がいれば主宰の選評
 これが一般的な句会の流れ。まあ結社の句会ならばそれでいいでしょう。
 私達の句会は全員主宰だから、俳句、俳句の話、旅の話、人生観、ひとつ
 ひとつが、頷ける。ふつう吟行句会となると類句、類想の投句になるのは
 当たり前になる、私達の句会との大きな違いは同じ吟行をしていても着眼が
 違う。そこが分かれば吟行の楽しさが殖える。
 吟行写生は写真撮影会とは違う。自分の全身の感覚をレンズにして見る。
 なんでレンズ?ここが客観になる大切なところ。あまりの感動にのめり込むと
 主観ばかりで、独り善がりになりやすい。いったん間をとるほうがいいと思う。

 昨日は上野駅集合、上野の森、不忍池を散策、上野鈴本で演芸鑑賞、忘年句会
 ざっとこんな流れで、講評も全員の笑顔の中にお開きとなりました。


      ころころの今日の俳句


        ほろ酔ひて鰤と大根で悦に入る


      ころころの独り言

  連衆全員で来年も健康で、俳句と俳句のまわりを楽しみたい。


     ころころのお気に入り

      鰐口のどよんと鳴りぬ冬日和  
      姫宮はひとづまとなり敷松葉
      冬ざれの根笹にからむ鳥の羽

  12月句会ころころの特選3句  

 
 

 
 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする