4月24日

2007-04-24 06:23:44 | Weblog

    (ちごゆり  小石川植物園)


    稚児百合へ有情の雨となりにけり  ころころ


今ごろの原っぱ、土手、空地は雑草の宝庫です。
最近、どこの句会に参加しても、吟行しても、草の句が
見当たらないのです。
兼題句会の高点句はがぜん人事句が多く。
吟行句会では吟行地への挨拶句類、名所名物のとりわせ等
しかたの無いことですが、自習だけは身近な植物を詠む
ことをお忘れなく。


   なずな咲くてくてく歩くなずな咲く   小枝恵美子


   芹の花ばかりを飛んで沼の蝶    細見綾子


   薄ら日や風にやすらふ母子草    田川美恵


   人ら老い薺ほとけの座はみどり    櫛原希伊子


   妻が提ぐすずな・すずしろ一つ籠   猿橋統流子

コメント
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