4月27日

2007-04-27 06:10:34 | Weblog

    (著莪の花  大宮公園)


   谷暗らし著莪と雑魚寝の仏たち  野田信章


先日買い求めた俳句誌に強く共感する一文があるので
自分の思いも重ねてみた。
その一文は「類想、類句をこうして避ける」の中の田中貞雄氏
の稿。句会、句友の大切さについて書かれている。


「作者の良識に待つほかは無い」が、流行の季語、安易な
成語・比喩の多用は避けるべきでであろう、日頃地道に語彙
の貯えに努めながら、独自の俳句領域(表現の工夫)を切り拓
いてゆく必要性を感じている。
・・・他句との類想・類型句を云々すると同時に、自作が独善に
陥ってないか注意しなければならないが、今更ながら活発な
意見を交わす事の出来る句会、良識のある指導者・俳友の
存在は実に大きい。


この一文の中に特に惹かれた言葉が「地道な語彙の貯え」
つまり句を多作して、なお他人の目にかけ、批評を仰ぐ事
で自然に身につく力の事だと思う。
勉強中は恥は当たり前。
機会があれば大いに句会に参加していればいずれ直感として
類想・類句に近づかなくような気がします。


 

コメント
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