10月18日

2009-10-18 01:28:20 | Weblog

        ( 郁子・むべ )

 

久しぶりにのんびりとした朝を迎える。ここの所弔事続きであった。のんびりと言っても午後からは義母の病院へお見舞いに行く予定だから一日のんびりとはいかない。

今月は2件のITの句会。ほぼ選句、選評が同日となった。
前に俳句仲間との雑談で選、選評はある意味作品じゃないかと考えていると言った
誰でも感じ、思うことを誰よりも確かに捉え十七音と季語に託して詠うのが俳句だと
日頃から思っている。鑑賞は作者と全く同じでなくてもいいが、選評を読んだ作者は
例え高点句となっても自分の思いが充分に届いていなければ、それは課題と感じた
ほうがいいように思う。
俳句作品には偶然があっても選には偶然がないといった事を読み聞いたことが有る
また、選句の力=俳句の力とも聞く。俳句作品に100点は無いだろう。100人参加
の句会で99点採った作品など聞いたことが無い。今、ころころの思いは何人,何点
と頂くかでは無く、誰に採られ、どんな選評を受けるかを楽しみに励んでいます。
選外句=駄目句じゃない、五句選の六句目も選外句であり、後一つが何かが見える
ような学びを続けることが必要なように思う。

 

郁子の実の抛り上げたき軽さかな        宮津昭彦

 

送り出て月下の郁子をとりくれて         加賀谷凡秋

 

よるべなき手のからみ合ふ郁子の蔓      本田あふひ

 

駄馬に会ふことも旧道郁子垂れて                 及川貞



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