( 花八手 )
石垣の琉球ぶりや花八つ手 林田千代
唐ゆきの悲しき港花八つ手 岡部六弥太
竜泉寺界隈八つ手の花けむる 加藤三七子
遺書未だ寸伸ばし来て花八つ手 石田波郷
「伊吹嶺」12月号より
仏間まで萩の風入る合掌家 鈴木真理子
( 花八手 )
石垣の琉球ぶりや花八つ手 林田千代
唐ゆきの悲しき港花八つ手 岡部六弥太
竜泉寺界隈八つ手の花けむる 加藤三七子
遺書未だ寸伸ばし来て花八つ手 石田波郷
「伊吹嶺」12月号より
仏間まで萩の風入る合掌家 鈴木真理子
( 足袋 )
足袋あぶる能登の七尾の駅火鉢 細見綾子
足袋つぐやノラともならず教師妻 杉田久女
白足袋の足の先まで几帳面 竹崎玉子
白足袋のよごれもつかずぬがれけり 富安風生
「伊吹嶺」12月号より
レース編む嬰の身丈を手秤に 二村美伽