12月17日

2009-12-17 00:25:53 | Weblog

             ( 焚火 )

 

昨今は焚火も畑焼きも例外を除いて禁止されていますが、太古より人は火を
熾し、煮炊きをして、暖をとり、生活の真中にあったような気がします。
また焚火はコミュニケーションの場であり、それは文化にも通じるように思うの
ですが、皆さんはどう感じられますか?
ころころの小学生の頃の冬の朝、炭屋のおじいさんが炭俵で焚火をしてくれて
それが登校の集合場所になっていました。その時代ですから集団登校など
無いわけですが、いいタイミングで「さあ、行きなさい」とそのおじいさんが声を
かけてくれます。 「行ってきます」 と子供達の声がまだ耳の奥に残っています

 

片頬のほてり焚火を離れても          片山由美子

 

夜焚火や闇より波の走り出づ          岡本眸

 

夕焚火生命線のまつかつか           大倉郁子

 

帰りきし父に焚火のにほひあり          大高 翔

 

           「伊吹嶺」12月号より

 

       航跡の白穂に触るる秋つばめ     八尋樹炎



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