( 芍薬 )
芍薬の芽のほぐれたる明るさよ 星野立子
芍薬や雨の遊女を思いおり 遠藤秀子
芍薬にはねたる泥のかはきゐる 富安風生
うら若き墨染衣玉芍薬 細見綾子
芍薬のほぐるる白き疼きかな 星島千歳
伊吹嶺4月号 遠峰集より
雪しまく駅のホームの丸時計
足元にひんやりと風大受験
受験生机上に固く指組めり
春浅き窓辺に熊のぬひぐるみ
春泥や人は光の影となり
枕辺の火影小さく春の風邪 河原地英武
芍薬の芽のほぐれたる明るさよ 星野立子
芍薬や雨の遊女を思いおり 遠藤秀子
芍薬にはねたる泥のかはきゐる 富安風生
うら若き墨染衣玉芍薬 細見綾子
芍薬のほぐるる白き疼きかな 星島千歳
伊吹嶺4月号 遠峰集より
雪しまく駅のホームの丸時計
足元にひんやりと風大受験
受験生机上に固く指組めり
春浅き窓辺に熊のぬひぐるみ
春泥や人は光の影となり
枕辺の火影小さく春の風邪 河原地英武