( 鶏頭 )
鶏頭を三尺離れもの思ふ 細見 綾子
泣く吾子を鶏頭の中に泣かせ置く 福永耕二
鶏頭の影地に倒れ壁に立つ 林徹
鶏頭の炎の先へ蟻上る 深見けん二
槍鶏頭
槍鶏頭からりと山の日ざし濃し 古賀まり子
杉山へ朝露払ふ槍鶏頭 伊藤純子
墓に触れ槍鶏頭に触れにけり 山田みづえ
鶏頭を三尺離れもの思ふ 細見 綾子
泣く吾子を鶏頭の中に泣かせ置く 福永耕二
鶏頭の影地に倒れ壁に立つ 林徹
鶏頭の炎の先へ蟻上る 深見けん二
槍鶏頭
槍鶏頭からりと山の日ざし濃し 古賀まり子
杉山へ朝露払ふ槍鶏頭 伊藤純子
墓に触れ槍鶏頭に触れにけり 山田みづえ