2月 12日

2025-02-12 05:55:22 | Weblog

                        蓬(よもぎ)・餅草・艾草・蓬摘む

 

 

 

         キク科の多年草、春に日当たりのよい原野や道端などに集団を作って生えて、高さは1メートル前後になり、

         初秋に地味な花をつけて、風媒花のため多量の花粉を飛ばす。春の地表に生えた若芽は食用になり、餅に

         入れられることから、別名モチグサとも呼ばれる。灸のもぐさは漢方薬の原料になるなど利用価値がある。

 

 

 

                

 

 

 

          西行庵十歩離れずよもぎ摘む           細見綾子

 

          搗き終へし杵にほのかや蓬の香          栗田やすし

 

          指先に明日香の蓬匂はせて            国枝洋子

 

          大利根の風をうなじに蓬摘む           横森今日子

 

          身妊りし子とゆく土手や蓬萌ゆ          吉岡やす子

 

          柴又に行き来の渡し蓬積む            幸村志保美

 

 

 

                

 

 

 

          灸にする餅にする蓬摘みにけり           政岡子規

 

          常滑や蓬萌やして休窯日              鈴木真砂女

 

          川上に鉄橋の弧や蓬摘               鷹羽狩行

 

          傷口をふさいでくれし蓬かな            長野なをみ

 

          引力の匂ひなるべし蓬原              正木ゆう子

 

          生国はここかもしれず蓬摘む            宇多喜代子

 

 

 

                

 

 

 

                 サイトから一部資料・写真お借りしています  

 

 

 

 

 

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