２月 １１日 （建国記念の日）

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　菫・菫草・壷すみれ・パンジー・三色すみれ・遊蝶花

 

 

　　　　　　　　　　　　同じスミレ科スミレ属ですがパンジーは野生のすみれを改良したものビオラはパンジーを改良したもので

　　　　　　　　　　　　野生のパンジーは有りませんすみれは多年草　パンジー・ビオラは1年～2年草

　　　　　　　　　　　　因みに野生種のすみれは５０余種あるようですその見分けの一つが花びらの大きさ　

　　　　　　　　　　　　パンジー＞ビオラ（三色すみれ）＞すみれパンジーはフランス語のパンセ（思想）からの変化　遊蝶花
　　　　　　　　　　　　俳句で詠む場合はいささか趣がちがいます

 

 

 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

 

 

 

　　　　　　　　　　石山の裾の微風に花すみれ　　　　　　　　　　沢木欣一

 

　　　　　　　　　　屋根替への萱束干して山すみれ　　　　　　　　細見綾子

 

　　　　　　　　　　神宿る小さき棚田や花すみれ　　　　　　　　　栗田やすし

 

 

 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

 

 

 

　　　　　　　　　　風強き一揆の里やすみれ草　　　　　　　　　　河原地英武

 

　　　　　　　　　　土乾く風葬あとや島すみれ　　　　　　　　　　栗田せつ子

 

　　　　　　　　　　つぼすみれひつそり咲けり古墳山　　　　　　　松平恭代

 

　　　　　　　　　　野すみれの咲くや馬籠の石だたみ　　　　　　　白鳥光江

 

　　　　　　　　　　武蔵野の深き朽葉に坪すみれ　　　　　　　　　武藤光晴

 

　　　　　　　　　　みどり子に兆す言の葉花菫　　　　　　　　　　小栁津民子

 

 

 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

 

 

 

　　　　　　　　　　朝寝せり鏡中わらふ遊蝶花　　　　　　　　　　水原秋櫻子

 

　　　　　　　　　　すみれ踏みしなやかに行く牛の足　　　　　　　秋元不死男

 

　　　　　　　　　　看とるとは見守ることか花すみれ　　　　　　　中嶋秀子

 

　　　　　　　　　　かたまるとなくかたまりて花すみれ　　　　　　片山由美子

 

　　　　　　　　　　花すみれ吾に佛のあにいもと　　　　　　　　　木附沢麦青

 

　　　　　　　　　　遊蝶花蝶を残して舞ひ出でし　　　　　　　　　相生垣瓜人

 

 

 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

 

 

 

　　　　　　　　　　三色菫黄ばかりが咲き憔悴す　　　　　　　　　福永耕二

 

　　　　　　　　　　三色菫勤勉をたゞ誇とし　　　　　　　　　　　藤田湘子

 

　　　　　　　　　　わが肺も三色菫の鉢も寧し　　　　　　　　　　石田波郷

 

　　　　　　　　　　パンジーの鮮やか駅前ロータリー　　　　　　　福井喜久江

 

　　　　　　　　　　パンジーの黄色が多し花時計　　　　　　　　　河野幸子

 

　　　　　　　　　　パンジーを大きく揺らす風吹けり　　　　　　　熊谷タマ

 

 

 

　　　　　　　　　　　　　　　　

 

 

 

　　　　　　　　　　　　　　　　サイトから一部資料・写真お借りしています