( すかんぽ・酸模・すいすい )
高館に長きすかんぽ折りたるよ 細見綾子
淋しさのあるとき惨め酸模噛み 岡本 眸
すかんぽ土手いつの代どこでも子は馳けて 平井さち子
宮跡の土手のすかんぽ赤芽立つ 国枝洋子
すかんぽやひがな水鳴る母の里 下里美恵子
花すいば鉄砲狭間の高さなる 石原進子
すかんぽを食む木曽馬の長睫 平松公代
すかんぽの紅きざす風古戦場 上杉美保子
友の訃に土手の酸葉を噛み歩く 松永敏江
すかんぽや湖北の奥の船着き場 安藤幸子
遠浅間すかんぽ青き蜘蛛のせて 宮坂静生
すかんぽや音も昔の箱電車 鷹羽狩行
すかんぽやいくさに遠き箱根やま 及川貞
高館に長きすかんぽ折りたるよ 細見綾子
淋しさのあるとき惨め酸模噛み 岡本 眸
すかんぽ土手いつの代どこでも子は馳けて 平井さち子
宮跡の土手のすかんぽ赤芽立つ 国枝洋子
すかんぽやひがな水鳴る母の里 下里美恵子
花すいば鉄砲狭間の高さなる 石原進子
すかんぽを食む木曽馬の長睫 平松公代
すかんぽの紅きざす風古戦場 上杉美保子
友の訃に土手の酸葉を噛み歩く 松永敏江
すかんぽや湖北の奥の船着き場 安藤幸子
遠浅間すかんぽ青き蜘蛛のせて 宮坂静生
すかんぽや音も昔の箱電車 鷹羽狩行
すかんぽやいくさに遠き箱根やま 及川貞