6月 9日

2023-06-09 06:42:38 | Weblog
                       六月に見る黄色い花々


          ① 弟切草・おとぎりそう

          和名の由来は、この草を原料とした秘薬の秘密を漏らした弟を兄が怒りのあまり斬り殺したという伝説から
          きている。 煎じたものを生薬の小連翹(しょうれんぎょう)といい、
          切り傷の止血薬や鎮痛薬として用いる。オトギリソウ科オトギリソウ属の多年生植物。


          弟切草歩けば思ひやさしかり         宮坂静生


          弟切草日照雨に金の蕊張れり         山田春生


          弟切草城址の山のをちこちに         花田由子



                    

                    ② 春菊


          鄙の子がしんぎくの花摘み進む        細見綾子


          春菊の大きな花は黄が褪めし         高野素十


          春菊が咲いてともかく妻で母         池田澄子




                    

                    ③ 麒麟草・きりんそう  ベンケイソウ科に属する多年草



          帰省子のみやこ恋しき麒麟草         森 澄雄


          郵便函空らの日つづき麒麟草         槫沼けい一


          漂へる石工一団麒麟草            水野真由美




                    

                    ④ 未央柳・美容柳・金糸桃・美女柳.  オトギリソウ科に属する多年草



          又きかれ未央柳とまた答へ          星野立子


          子規庵の庭に明るし金糸桃          市原美幸


          そよ風と遊べる未央柳かな          加藤ゆうや




                    



                    ⑤ 金糸梅  オトギリソウ科オトギリソウ属の半落葉小低木


          金糸梅明るき雨となりにけり        中村姫路



         サイトから一部資料・写真お借りしています
          
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