10月 18日

2024-10-18 04:38:59 | Weblog

                            撫子・なでしこ

 

 

 

             秋の七草のひとつ「撫子」です万葉集の中にも多く歌われています

             河原撫子(大和撫子)は「撫でし子」を掛詞にすることが多いそうです

             また源氏物語には「撫子(なでしこ)」と「常夏(とこなつ)」の花が登場します。

             ナデシコは開花期が5~10月と長く、夏の間も咲くことから古くはトコナツとも呼ばれていましたが

             頭を撫でたくなるほどのカワイイ子」から小さな子供に対して使い、「トコナツは、床懐かしい」から

             大人の女性に対して使う言葉ということです

 

 

 

                

 

 

 

          撫子の花野浄土となりにけり          沢木欣一

 

          撫子の句碑になでしこ早や咲きて        細見綾子

 

          尼御前の海へ撫子投じけり           中川幸子

 

          撫子に雨脚強し休め窯             長江克江

 

          撫子の白も咲きけり母の畑           松永敏枝

 

 

 

                

 

                  虫取り撫子

 

 

 

          酔うて寝むなでしこ咲ける石の上        松尾芭蕉

 

          露の世や露のなでしこ小なでしこ        小林一茶

 

          撫子や上野の夕日照り返す           正岡子規

 

          撫子や高野の道の地蔵堂             河東碧梧桐

 

          撫子も草の庵も富士のもの            高浜虚子

 

 

 

                     

 

                       蝦夷撫子(浜撫子)

 

 

 

                      サイトから一部資料・写真お借りしています  

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