10月 14日

2024-10-14 04:48:49 | Weblog

                     瓢の笛・ひよんの実・いすのき・ひよんのき

                      <季=晩秋>

 

 

 

             瓢の木とも呼ばれる柞(いすのき)という常緑高木にできるのが瓢の実。 実といっても、

             実体は秋に柞の葉で作られる虫瘤、アリマキの巣です。 虫が出たあとにあいた穴に口をつけて吹くと、

             ヒョウヒョウと鳴るので「ひょんの笛」と呼ばれています。写真は愛知の俳句友達から頂いたものです

 

 

 

                     

 

 

 

          ひよんの笛杜国の墓へひびきをり        福田邦子

 

          ふるさとの風の音なり瓢の笛          近藤文子

 

          ひよんの実を吹けば夕暮近くなる        井沢陽子

 

          陶土谷見下ろし吹けり瓢の笛          小柳津民子

 

          ひよんの実を鳴らすみやらび句碑の前      小島千鶴

 

          おほかたは吐息の音よ瓢の笛          ころころ

 

 

 

                     

 

 

 

          はればれとはぐれゆきしか瓢の笛        飯島晴子

 

          瓢の笛五つに音色五つかな           山田弘子

 

          ひよんの実や山の厠へ雨の跳ね         手塚美佐

 

          心して吹けば妙なり瓢の笛           小路紫峡

 

          瓢の実を貰ひて縁生れけり           星野 椿

 

          ひよんの笛鳴らす傘寿の同窓会         中山 杲

 

 

 

                     

 

 

                     サイトから一部資料・写真お借りしています          

コメント (2)
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