11月 6日

2013-11-06 01:31:08 | Weblog
               ( みかん・蜜柑 )


保線詰所窓に蜜柑を並べあり         沢木欣一


食卓のみかんに日さす母の家         細見綾子


みかん一つ机に乗せて駐在所          斉藤葉子


海彦をときどき呼んで蜜柑摘           鷹羽狩行


みかん山九九を唱へて子の通る         山崎祐子


のこりものに福あるみかん一つかな       久保田万太郎


みかん剥く世事に詳しき指短か          鍵和田釉子







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2 コメント

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みかん (夏子)
2013-11-08 13:28:21
蜜柑と聞くとすぐに芥川龍之介の「蜜柑」を思い出します。そのせいだけでもないのでしょうが、蜜柑はとても懐かしい気持ちになる果物です。
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蜜柑 (こころ)
2013-11-08 20:22:01
夏子さん、こんばんは
そうでしたか・・この小説に重なる想い出も
あるのでしょうね
私も芥川の作品は若い頃読みましたが、「蜜柑」の
記憶も薄れ、夏子さんの書き込みに読み返しました

私は子供の頃手が蜜柑色に染まるほど蜜柑を
よく食べました。お正月には北側の三畳間に蜜柑箱が
詰まれてなんとなく豊かになったような気になりました
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