( みかん・蜜柑 )
保線詰所窓に蜜柑を並べあり 沢木欣一
食卓のみかんに日さす母の家 細見綾子
みかん一つ机に乗せて駐在所 斉藤葉子
海彦をときどき呼んで蜜柑摘 鷹羽狩行
みかん山九九を唱へて子の通る 山崎祐子
のこりものに福あるみかん一つかな 久保田万太郎
みかん剥く世事に詳しき指短か 鍵和田釉子
保線詰所窓に蜜柑を並べあり 沢木欣一
食卓のみかんに日さす母の家 細見綾子
みかん一つ机に乗せて駐在所 斉藤葉子
海彦をときどき呼んで蜜柑摘 鷹羽狩行
みかん山九九を唱へて子の通る 山崎祐子
のこりものに福あるみかん一つかな 久保田万太郎
みかん剥く世事に詳しき指短か 鍵和田釉子
そうでしたか・・この小説に重なる想い出も
あるのでしょうね
私も芥川の作品は若い頃読みましたが、「蜜柑」の
記憶も薄れ、夏子さんの書き込みに読み返しました
私は子供の頃手が蜜柑色に染まるほど蜜柑を
よく食べました。お正月には北側の三畳間に蜜柑箱が
詰まれてなんとなく豊かになったような気になりました