唐辛子・なんばん・蕃椒・鷹の爪・天井守
軒下に暮れ残りたる唐辛子 渡辺慢房
蔵の軒竿一本に鷹の爪 森田とみ
唐辛子束ねて吊りし杣の軒 高平タミ
鷹の爪干す三成の敗走路 上村龍子
吊されて緋色濃くせり唐辛子 小原米子
蔵窓に吊す小束の唐辛子 山本法子
風に鳴る窯場の軒の唐辛子 八尋樹炎
合掌家軒に吊るせし唐辛子 鳥居純子
鷹の爪吊す軒端に憩ひけり 牧 啓子
今日も干す昨日の色の唐辛子 林 翔
すゝけたる軒端やなすび蕃椒 寺田寅彦
細きかな縁切寺の唐辛子 有馬朗人
唐辛子熟れきり更年期を怖る 菖蒲あや
唐辛子一絲まとはず熟れにけり 田川飛旅子
としよりの片言ぬくし唐辛子 鷲谷七菜子
てのひらに時は過ぎゆく唐辛子 秋元不死男
軒下に暮れ残りたる唐辛子 渡辺慢房
蔵の軒竿一本に鷹の爪 森田とみ
唐辛子束ねて吊りし杣の軒 高平タミ
鷹の爪干す三成の敗走路 上村龍子
吊されて緋色濃くせり唐辛子 小原米子
蔵窓に吊す小束の唐辛子 山本法子
風に鳴る窯場の軒の唐辛子 八尋樹炎
合掌家軒に吊るせし唐辛子 鳥居純子
鷹の爪吊す軒端に憩ひけり 牧 啓子
今日も干す昨日の色の唐辛子 林 翔
すゝけたる軒端やなすび蕃椒 寺田寅彦
細きかな縁切寺の唐辛子 有馬朗人
唐辛子熟れきり更年期を怖る 菖蒲あや
唐辛子一絲まとはず熟れにけり 田川飛旅子
としよりの片言ぬくし唐辛子 鷲谷七菜子
てのひらに時は過ぎゆく唐辛子 秋元不死男
いつもありがとうございます
jikanさんのブログにはこちらの知識不足により
とても敷居が高く、ご容赦下さい
さて
ご意見の通り、例えば水原秋櫻子はお医者様、後藤比奈夫は東大工学部建築学科などなど理系俳人は
結構多いのですよ
これは私感ですが、俳句を詠むのに大切なのはどれだけ自然を体験するか?どれだけ人と多く関われるか?それが語彙の豊富さに通じるのだろうと思っています
秋元不死男は大好きな俳人です
生い立ちや新興俳句運動による投獄が
その後の秀作として詠まれています
俳人でもある寺田寅彦には、驚きますよね。本業は物理学者ですし。山口青邨は鉱物学者、森鴎外は軍医と右脳、左脳とか、文系とか理系とかは、俳句には関係無いですね。
季語と主題は、半歩離すのが良いと私は教わったのに、全く拙句に反映出来ていないです。そう言う意味で、秋元不死男はとても参考となります。
又お邪魔いたします。