１月 ６日

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　氷柱（つらら）・垂氷（たるひ）・銀竹

 

 

 

 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

 

 

 

　　　　　　　　　　茶をのめば眼鏡くもりて大氷柱　　　　　　　細見綾子

 

　　　　　　　　　　絶壁に青く透きたる滝つらら　　　　　　　　栗田やすし

 

　　　　　　　　　　マニ車廻す氷柱を切り落とし　　　　　　　　都合ナルミ

 

　　　　　　　　　　寒天小屋箒に小さき氷柱垂る　　　　　　　　矢野孝子

 

　　　　　　　　　　五平焼く味噌の香りや軒つらら　　　　　　　神尾朴水

 

　　　　　　　　　　風なりに撓りて氷柱耀へり　　　　　　　　　鈴木みすず

 

 

 

　　　　　　　　　　　　　　　　

 

 

 

　　　　　　　　　　はればれと昼の氷柱の水しぶき　　　　　　　飯田龍太

 

　　　　　　　　　　凍滝の氷柱己を封じたり　　　　　　　　　　野沢節子

 

　　　　　　　　　　切ッ先に月光を溜め氷柱かな　　　　　　　　西村和子

 

　　　　　　　　　　箒もて氷柱落すも飛騨山家　　　　　　　　　鈴鹿野風呂

 

　　　　　　　　　　人泊めて氷柱街道かがやけ　　　　　　　　　黒田杏子

 

　　　　　　　　　　北丹後ぴかりぴかりと氷柱に日　　　　　　　宇多喜代子

 

 

 

　　　　　　　　　　　　　　　　

 

 

　　　　　　　　　　　　　　　　サイトから一部資料・写真お借りしています