6月 3日

2011-06-03 00:12:24 | Weblog
            ( 夏水仙 )


花かざし夏水仙の独り立ち              沢木欣一


なんの蔓夏水仙にからみたる             岸本尚毅









狐の剃刀(夏水仙と同じヒガンバナ科)


狐の剃刀霧へ落として来りけり            櫛原希伊子


狐の剃刀山柔らかく日に抱かる            雨宮抱星


 伊吹嶺6月号 巻頭句 


桜東風土嚢背負ひし義士の像
雲雀東風水屋に積まる米俵
地震の地強く照らせよ春北斗
泪てふ茶杓の擦れや冴返る           金原峰子
 (蒲郡)
 



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5 コメント

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夏水仙 (雪絵)
2011-06-03 22:19:25
見た事のあるお花なのに、狐の剃刀とは知りませんでした。
狐の剃刀山柔らかく日に抱かる  雨宮抱星

雨宮さんは、群馬県俳句作家協会の会長です。
取り上げて下さってありがとうございます。会員としては嬉しいです。

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こんばんは (ころころ)
2011-06-03 23:54:08
そうでしたか。これからも雨宮さんの句を
なるべく掲載してゆきますね

額の花 はいいですね
私もどちらかと言えば玉紫陽花より額のほうが
好きです 俳句にも詠みやすいと感じています
ただ 蝸牛や雨との取り合わせでは玉紫陽花
かもしれません
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訂正 (ころころ)
2011-06-04 00:19:01
玉紫陽花でなく毬紫陽花でした
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夏水仙 (ケイ)
2011-06-04 06:35:24
この花を初めて知りました。
季語にもあるのですね。
例句も有り難うございます。

金原さん最近巻頭が続きましたね。どれも佳いですね。呼びかけの詠嘆が胸に沁みる「春北斗」のお句に惹かれました。
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巻頭句 (ころころ)
2011-06-04 17:52:06
ケイちゃん、お疲れ様です
毎月の巻頭句はさすがにその時々のパワーを
感じますね
私も金原さんの「春北斗」の句が好きです
私もそうだったのでしょうか?
初心忘るるべからず 頑張ります
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