4月 25日

2010-04-25 07:46:13 | Weblog

           ( 都忘れ )

 

今日は兄の7年目の忌日(俳号 野仏)です
兄弟揃って俳句の手ほどきを受けて、お互いに良きライバル。
兄の急逝は悔しくてならない。兄の墓前ではいつも俳句の話を語りかける。
ころころが俳句を続けてゆくことも兄との思い出の継続
きっと見守っていてくれるだろう

 

     霊峰に雲近くして初櫻

    結界の蝶に追われて古刹出づ

    山吹の昏れを束ぬる仁王門

    春雷の野に残されし石佛

    花冷や和紙よりほどく京の菓子

    たをやかに古墳をつつむ朧かな    宇佐美野仏(享年56歳)

  ころころの家の家紋の花「三つ柏」

 

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8 コメント

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Unknown (まこと)
2010-04-25 10:18:54
こころにしみるような句ですね。とくに、春雷の句は、いいです。
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ありがとうございます (ころころ)
2010-04-25 10:30:00
まことさん、ありがとうございます
私とは全くちがう句境ですが、彼が愛した京都奈良
の句は私も好きです
皆さんに彼をご紹介したかった。
忌日がくるたびに悔しい思いでいっぱいになります
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Unknown (ケイちゃん)
2010-04-25 13:02:24
お兄様のことは、ブログの前のほうを拝見して知りましたが、お若くして・・・今日がご命日でしたか・・ 端正で美しい俳句をお詠みになっていらしたのですね。お人柄がしのばれますね。 ご紹介有り難うございました。

私の母は8年前の4月。母に俳句を教えてもらうことはありませんでしたが、俳句でつながっているような気がしています。
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ありがとうございます (ころころ)
2010-04-25 13:46:04
ケイちゃん、是非母恋の詩をたくさんお詠みになってください。
先生も多くの句を残されていますよ。
ころころも父恋、兄恋の詩を機会があれば詠みたい
と思っています。
本当に俳句を続けていて良かった思っています
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母の紋も三つ柏でした ()
2010-04-25 15:30:19
花冷や和紙よりほどく京の菓子
お兄さまの優しげな手元が見えてくるようです

現世の水をかけあふ浅蜊かな  野仏
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三つ柏 (ころころ)
2010-04-25 16:03:39
蓼さんのお母様のご紋もそうでしたか
この三つ柏は水辺に咲きます
なぜか、昔高名な占いの方に我が家は累代水に縁が
ある家系であり、住まいも水辺にあったと言われた
ことがあります。
今考えてみると頷けることがあります
不思議です。
兄の 現世の水をかけあふ浅蜊かな  をお書き
下さり,有り難うございます
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Unknown (トミー)
2010-04-25 17:49:24
もう少し早く俳句を始めておれば、お兄さんにもお会い出来たのではと悔やまれます。
  春雷の野に残されし石佛
 このお句の石佛にお兄様のお姿がダブります。
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石佛 (ころころ)
2010-04-25 18:08:37
トミーさん、有り難うございます
兄の俳号 野仏 それほど彼は石仏,磨崖佛,等の
仏像、寺院に興味を持っていました。
今でこそ、手首に巻くブレスレットタイプの数珠が
有りますが、かれは当時から手首に数珠を巻いて
それを守りとしていました。
どんなに信心深くても、どんなに真っ直ぐに歩いて
いても天命に逆らうことが出来ない事をつくづく
感じました。 
トミーさんには是非会っていただきたかった
・・・ただ酒は弱いです
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