あしたはきっといい日

楽しかったこと、気になったことをつれづれに書いていきます。

愛されていること…

2006-11-18 20:44:35 | つれづれ
時々、「自分は愛されているだろうか」と思うことがある。
「愛してる」と言葉では言えないけれど、振る舞いには愛を込めているつもりだ。
でも、「こんなにあなたのことを想っているのに…」と思っていても、「好きだ」という言葉を何らかの形で伝えなければ、その先には行けない…
過去に何度もそんなことがあったが、その度に自暴自棄になってしまい、今の自分がある

今日、映画「椿山課長の七日間」を観に行った。
主演の西田敏行さんと伊東美咲さん、須賀健太くんと志田未来ちゃん、そして河野圭太監督による舞台挨拶では、和やかな中に作品に対する自信みたいなものを感じた。
そうそう、伊東美咲さんはやはりきれいだった あの強く、輝く瞳に魅了されるのは、僕ら男性だけではない…よね
そしてその声の美しさにも、ほのかに

人が死んだ後、残された人の悲しみの大きさで、その人が受けていた愛を量ることがわかる。でも、死んでしまった本人にはわからないんだよね。仮にそれを知ったとしても、それは本人にとっていいことなのか、悪いことなのか…
主人公の椿山課長たちは、それを知ることを選んだ。そしてその結果は…

西田敏行さんと伊東美咲さんは、同一人物という設定で、本編で一緒になるシーンはなかったが、お二人のコンビは何だかしっくりしていた。
イケメンと美女のコンビだったら、嫌味なだけだし…って、ただの僻みだね
彼女の出るドラマはあまり見ないが、その存在感は稀有だと思う。この作品では、彼女の魅力が存分に活きていたんじゃないかな。

そして、余貴美子さん、いいなあ

この作品は、多分映画史を飾るような作品ではないだろう。
けれども、何かの拍子にふと思い出したくなるような、暖かい作品だった。

死ななくても、愛されていることは確かめられる。
でも、伝え合い、確かめ合っていないと、その愛は消えてしまうものなのかもしれない。
「ありがとう」、「うれしい」、そして「愛してる」を、声で、手紙で、身振り手振りで伝えよう。死を選ぶ前に、死を選ばせる前に、そして、失ってしまう前に…


コメント
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