Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

692-0055島根県安来市飯生町605-8Studio_Rosso渡部洋士 Tel 0854-22-1546火水曜定休

いよいよ本当に完成です

2018-06-13 21:22:35 | Mini Cooper 998
本日の山陰は曇り午後は天気が回復して晴れました。
午後からは畑に耕耘機をかけまして次の作物の準備が完了です。
次は夏野菜としては最後の植え付けになります「オクラ」ですね
160ポットで1個のポットに2〜3本芽が出ていますから320本くらいは最低限有ると思います
最盛期には花が咲いてから1週間くらいで収穫出来る筈なので平均45本位は毎日収穫出来る計算なんですが・・・(笑)
まあその通りに行かないのが農業と言う物です。
「捕らぬ狸の皮算用」にならない様に頑張ります。

さて少し前に書きましたが、狩猟免許を取るというお話です。
まあ空気銃や普通のライフルなどは無理ですが、箱罠位は大丈夫だろうと思っていました。
地元で事前の講習会が有るというので申し込みをしましたら・・・受講票が戻ってきました・・・!
何とびっくりしました、受講票の番号が「1」なんですね〜!!
「1」を頂くって最近多いパターンなんですが、これはどうかな!?
ひょっとして申し込みが1人しかいないと言う事なのかもしれないですよね〜
マンツーマンで教えてくれるという事でしょうか?
それとも近くの他の会場で一緒に受けるとか・・・
いずれにしても受ける人は少なそうですがこれから田舎では農地の山林化や過疎で人が住まない所が多くなりまして動物に依る被害が考えられるのですが高齢化で誰も対応が出来なくなっていると考えられますね。
大丈夫かな!?島根県は・・・??
田舎が住みやすいと言っても有る程度のインフラは必要になってきますからね〜自然界の動物達ともお付き合いは要る訳でしてね〜先を心配する私なのです。


さて本日の制作ですが
まずはワイパーのモーターを作ってみます素材は1.5mmの真鍮線です
形状は普通の円筒形では無く円筒形を少し潰した様な形状ながら端の方はベアリングか軸受けが入っているらしく丸いという感じですね
最初にエンドの軸受けの部分を旋盤で丸く削りますそして側面をヤスリで平らに削るだけですが・・・それらしく見えてくるので不思議ですね・・・ちょっとピンボケでした。

先の部分をカットしてモーター部分の完成です
下のマス目は1.0cm四方なので大きさがわかりますよね〜長さが2.5mm程度でしょうかね。

0.8mmのアルミ板でリンク部分(回転運動を往復運動に変更する部分ですね)を作ってギアボックスになっている部分は真鍮から削り出した蓋を付けてみました。
本来はもう少し右側に有るのですが・・・ヒンジが干渉するとボンネットの開閉に問題が出てしまうので・・・
ボンネットの中の風景を箱庭的に考えますと左右に均等に部品が付いている方が安定しますが、実車を見て不安定な配置であれば少しその要素も入れておきたい・・・エンジンが少し右に寄っているので左側に部品を多めにしておきました。
バルクヘッドの部分だけを見ますと左が重いのですが全体で見ますとエンジンが右に寄っていますのでバランスは良いかな〜と思います。
何か足らない様に感じられるかもしれませんが・・・普通のエンジンルームと比べると有るべき物が無いのです。
何だと思いますか?
バッテリーなんですよミニの場合バッテリーはリアの小さなトランクの中なのです。

ここで組立ては大体完了しましたので展示ベースの準備にかかります
穴の位置を決める為には大体の場所にマスキングテープを貼ってケガキをします

この後車体と展示ベースの間に入れるスペーサーを旋盤で削って作ります
一台ずつ僅かながら寸法が違います
少しタイヤが潰れる位のクリアランスが丁度良いと考えています
実はタイヤを作る時には書きませんでしたが今回タイヤは少し柔らかめにしています、僅かに調整剤の量を加減する事でそれが可能になってきます。
ミニカーはタイヤが変形する程重くは有りませんがスペーサーの寸法を加減して作ってビスで取付ける事でタイヤが車体の重みで僅かに自重変形する姿を再現してみたくての試みでした。
レジン等で変形している形を作る事も出来ますが・・・車高出しが難しくなりますので素材の配合を替えてチャレンジしてみました。
まあ効果の程は・・・ご購入になられる方がご自分の目でご覧になっての判断になりますが・・・(この作品はショップご依頼品なのでお客様は決まっていませんので・・・)
下側の写真はまだネジを締め込んでいませんので・・・タイヤはほとんど潰れていません(笑)
それよりもFフェンダーの上側にプツッとクリアーの凸を見つけたのでクリーニングの為に研いでいます

そして2種類のコンパウンドで仕上げます
この作業で全く凸部分は無くなってひと安心です・・・この後ボディ全体のクリーニングの作業をしていよいよ完成ですかね〜!

ボディを仮組台から展示ベースに移しましたがそのタイミングで2つの部品を取付けておきました
一つはミニの特徴であるセンターマフラーです
ノーマルのマフラーですと左から細いサイレンサーとパイプが見えていますがミニのチューニングパーツと言いますとブラバムのルーキーマフラーと言うのが定番なので・・・クーパーSですから少しスポーティーに装っていても不思議では無いでしょう。

そしてフロント側の定番が・・・オイルパンガードですね
ミニの場合エンジンオイルとミッションオイルが同じ物を使っています、その上オイルパンがアルミ製でしかも低い位置に配置されています車高も高く無いのでオイルパンを打ってしまいますと全てのオイルが流れ出てしまいミッションやエンジンを傷めてしまうのです。
なのでオイルパンガードは必需品なんですね。
まあモデルの場合は壊れてしまう事は有りませんが・・・万が一の為に取付けておきました。
穴が開いているのはオイルパンの冷却フィンに走行風を当てて冷却する為(その為にアルミ製のフィン付きになっています)です。


これで明日はいよいよ完成で写真を撮影して発送の予定です・・・あくまでも予定ね(笑)
ショップに並ぶのはプレートを作ってからでしょうから・・・少し時間が必要かもしれません。

エンジンルームの組立て最終回!?

2018-06-12 20:33:31 | Mini Cooper 998
本日は定休日・・・ゆっくり起床ですね〜
島根県は朝から雨が降っていましてね、どう急いでも外の仕事は出来そうに無かったのです。
ラッキョウの最後の収穫が残っているのですが・・・

出勤して仕事に取りかかろうか・・・と
もうすぐ完成ながらまだまだしなければならない事は多々有ります。
この制作は元々メイクアップの私の元担当のAさんからの物でボチュレットのミニに完成品のエンジンを入れて作って下さいというのもだったのです。
そのエンジンの完成品というのはエンジン周りの部品はほとんど付いていましたがエンジンルーム内の補機は全部自作しなければなりませんでした。
他にエンジンルームの再現してあるキットと言えばピラニアモデルの物が有りますが、アレはローバーミニの時代の物なので少しエンジンルームの風景が違うんですね。
今回は古いタイプを目指しているのでピラニアのキットの物を複製して使う訳にはいかないのです。
ですからエンジンルームの細々した部品は全て自作品になるのです。
今日最初の部品は・・・こちらです
ラジエターのキャップなんですね
こんな小さな物はなかなか作れないのでエッチングで沢山作って置いた物を出して来て使います
既にメッキしてありますからカットして取付ければ良いのです。
今回の製作で初めて楽が出来たかも・・・

古いミニのラジエターキャップはラジエターがボディに対して側面に付けてありましてその一番後側の部分になります。
前側ではボンネットの高さの制限が有りますから後側に配置されたと言う事でしょう・・・この辺は模型も実車も同じ事ですね。
模型の場合はボンネットの厚みが有りますからさらに条件が難しくなってきます。
ボンネットを開けた時にサイドからチラッと見えるのはなかなか気持ち良いですね。

次はこれです・・・
何かわかりますでしょうか?
エンジンルームを前からのぞいた時に左側の側面に付いている黒い箱状の物です
これは発電機が発電する電気を調整しながらバッテリーに充電するレギュレーターと言う物ですね。
今の車ではICレギュレーターという物を使っていましてかなり小型になっています、そしてこの黒い箱ではなく発電機自体に取付けられていますのでどんなに探しても見つけられません。まさしく時代を反映する部品なんですね。
この後台座の部分を残して他の部分を黒く塗装します。

昨日作った点火コイルが塗装から上がってきました
コードを刺し込む部分は絶縁体の茶色い色をしています
本体は一般的なブラック・・・チューニングパーツとしてボッシュはブルーとかの物も有りましたがボッシュはドイツ製(元は・・・)なのでミニには不似合いという事で一般的なイギリス製=ルーカスと言う事で黒い物に致しました。
ルーカスはボッシュに比べて信頼性が落ちるのですが模型なので信頼性については問われませんからね(笑)
コイルをボディなどに取付ける為にステーが付けられるのですがそれもまた再現してあります。
コイルだけベタッと接着剤で取付けるのは興醒めですから・・・

取付けには少し工夫が必要になりますよ
デスビから1本余分に高圧コードを出してありますのでぜひそれをつなげたいのです・・・
先にコイルのコードを刺しておきまして接着します
接着剤はこの場合瞬間接着剤ですがインセクトピンの先に少しだけ付けて流し込む様に最低限の量で接着しますと白化しません、その上硬化も早いですよ。
ボンネットステーを使ってボンネットを固定しますと作業がやり難いのでマスキングテープで開きっぱなしにしています・・・。

そしてコイルのコードを自然な形に整えながらエポキシ系の接着剤でエンジンルームの側面に取り付けます
こんな位置なので後でコードを刺し込むのは至難の業なんです・・・順番を良く考えて組立てれば何の問題も無いのですが・・・組立ての順番はとても大切なんです。

次は先ほど作ったレギュレーターを付けます
このレギュレターは比較的高い位置に取り付けます
と言うのもレギュレターとコイルの間に室内の空調用のダクトが通るのです
干渉しない様な配置にしておきます・・・ちなみに実車でも同様に配置されている様です
純正でそんな仕様が有ったのかは定かでは有りませんがダクトだけですと走行中でないと空気が室内に入りませんがこの部分にブロアーモーターを取付けている車も有ります・・・今回は一応ダクトだけにしていますが、暑い日本ではブロアーが無いとドライバーは夏にはたまらないでしょうね〜。

さて次はダクトを作ります
オリジナルのダクトはただのパイプでは無く自由自在に曲がりやすい様に何かを巻いて作ってあるらしく表面には線がは入っている様に見えます。
模型用と言っても微調整をして曲げないといけませんし表面にはこの線状の模様を入れたいので0.8mmのハンダ線に0.1mmのハンダを巻いて作ってみました。

上の物が余り密に巻いてしまったので曲がり難い事塗装をしますと巻線が見えなくなってしまうので作り直しました
少し間隔を開けて巻いています・・・

そしてサフを塗ってから塗装をします
完全に硬化してから曲げますと塗料が剥げやすいので半乾きのタイミングでエンジンルームの形状に合わせてカットと曲げ加工を行ないます
空気の取り入れはグリルの裏付近から取り入れる様な感じですね。

ダクトを取付けました
この位置ならボンネットのヒンジにも干渉せずに開閉もスムーズに出来ます。

後は・・・ダクトと反対側に付くワイパーモーターを付けようか省略しようか検討しないといけませんね。
必要以上に詰め込みますと綺麗に仕上らなかったりボンネットの開閉に無理が出て来たりします。
なかなか迷いますね〜

明日はここからですね〜完成しそうでしない・・・最後の詰めの部分でなかなか終わらない。

ボンネットエンブレムとエンジンルームのディティールアップ

2018-06-11 18:37:57 | Mini Cooper 998
本日の山陰は雨でしたね
夕方になって回復しまして少し青空ものぞきましたが雨が止んでいる時間の方がかなり少なかったですね。

こんな日は朝から制作を・・・と思いましたが
数日前に植えておいたサツマイモのツルが所々枯れてしまいましてどうしようかな〜と思っていたのですが昨日買い物に行った時に20本組みのサツマイモのツルを見つけましたので雨の中少し補植しておきました
また種を蒔いて作ったピーマンの苗がどうも元気が無いのです・・・それもまた10本程買って来ましたのでそちらも植えておきました。
雨の中なので写真は無しです、カメラが壊れると高くつきますからね〜(笑)

さて早々にアトリエに入りまして制作を開始致します
今日はエンジンルームの中の細かな部品を付け足す所からでしたね〜
その前に気になった部分をやっつけておきましょう
細かな事なので目が疲れていない朝一番の方が良いかな
今製作中の車はオースチンミニのクーパーSという事なのでボンネットの一番前側にはオースチンのエンブレムとその上にSのエンブレムが付けられるのです
キットにもSのエンブレムはオースチンのエンブレムと共にデカールで付属していますがオースチンのエンブレムを金属のエンブレムの台を使った物ですからSのエンブレムをデカールだけで済ませるのは大変バランスが良く無いのです。

そこで真鍮線を使ってエンブレムを作ってみようと・・・
先日TさんがFBで洋白線を使って1/24のベンツのエンブレムを作っておられるのをアップしておられたので・・・1/43でも出来るかな!?てね。
0.3mmの洋白線を曲げてみました・・・
コツは少し長めにしておいて曲げてから必要な部分だけをカットすると巧くいくみたいですね

余分な部分をカットして表面を2000番のペーパーで磨きバフ掛け・・・もちろん金属板に瞬間接着剤で仮留めしての作業です。
大きさを比較するのものが無いとよくわからないでしょうから・・・
ちなみにただの棒の様に見えますが爪楊枝の太い方ですね・・・大きさがご理解頂けると思いますが・・・。

ちなみに取付けますと・・・
こんな感じになります。
デカール一枚で済ますより断然良いと思いますが・・・
それにしても取り付けの時に裏側に貼付けてしまってやり直しをしたのは内緒です・・・(笑)
余りにも小さかったので・・・自分でも良く見えなかったのです。

エンジンルームの中には色々な補機が詰まっていますね
どれをどれ位入れるかと言うのは作り手にまかされているので腕の見せ所なんですが・・・これが結構大変なんですね。
何でもかんでもどんどん放り込む訳にはゆかないです(笑)
キットにはマスターシリンダーとブレーキのサーボが付いているのですが・・・ブレーキのサーボは付いていない物も有るので今回はそれを再現致します
キットの部品からサーボの部分をカットしてマスターシリンダーだけ取り出します・・・右の2つの部品はサーボ系の部品です
今回使うのは左側の部分だけですね。

つまりこれだけ・・・と言う事です。
軽量な車なのでシンプルな方が良いですよね、ブレーキも十分利くと思います。

取り付けは運転席の前側のバルクヘッドのエンジンルーム側ですね・・・
何とも冴えない形状ですが・・・まあ実物がそんな物なので仕方が無いですよね〜
旋盤で挽き物を作ったらもう少しピシッとするかもしれませんが実物も鋳物で出来ていますからホワイトメタル製でも問題無いでしょう。

次は得意の旋盤で挽き物を作りました
これは何でしょう?
実はタペットカバーに付いていますオイルのフィラーキャップなんです。
ミニの場合純正品は黒いプラスチック製の冴えない物が標準なんですね、ショップによっては金属製の物を売っている所も有ります。
今回は一応純正品として黒く塗る予定です。
この時は簡単に出来たと思っていましたがこの後何度も部品を跳ばして無くしてしまい10回も作り直しになるとはこの時点では想像ができませんでした。
今でもミニのオイルキャップが9個私のアトリエに眠っているはずです(笑)

次も挽き物の部品ですが・・・何でしょうか?
こちらは点火コイルです
点火コイル本体はこんな感じに削っています

この後コードを刺し込む部分は真鍮パイプで作ります
このままですと少し太い様に感じられるかもしれませんがここにコードを刺すと差し込みの部分にはゴムの少し太いカバーが付くので違和感は少ないと思います。

また削っています・・・
今削っているのはブレーキマスターシリンダーのオイルのサブタンクです。
国産車の場合はマスターシリンダーとサブタンクが一体になっている事が多いので特に別部品を作る事は無いのですがミニの場合は2系統のブレーキラインで別々のタンクが有る様なので同じ物を挽き物で作ります
国産ですと樹脂製のタンクが多いのですがミニの古いタイプのサブタンクは缶詰の缶の様な物が使われています。
これもまた時代を感じる部分なのでこの古いタイプを再現しましょう

マスターシリンダーへのオイルの取り出しは金属パイプが差し込まれていますがこれもちょっと変わっていまして上側から差し込まれています・・・普通は下側に入るのですけどね。
想像ですが上から差し込んでパイプが底の方まで伸びているのではないかと想像します。
この取り出しの位置ですが中央では無く脇にズレた部分に付いていますからここに穴を開けます・・・

削り出したタンクはこんな感じですね
ズレた穴の部分はアルミのパイプを差し込んでニップルを表現しておきます

オイルフィラーをタペットカバーの上に乗せて雰囲気を確かめましょう
良い感じなのでこれで塗装をして取付けます、どんなに小さな部品でも一度仮組をして雰囲気を確認してから塗装/取り付けを行ないます、面倒かもしれませんがこれが良い作品への早道ですね。


明日も引き続きエンジンルームの仕上げを行なってゆきましょう
早ければ明日は完成致します。

ウインドウのやり直しとルーカスフェンダーミラーの制作

2018-06-10 21:53:57 | Mini Cooper 998
本日の山陰は曇り時々雨の天気でした
午前中は20%、午後から80%の降水確率だったのですが道路が濡れる程の雨は降りませんでしたね。

私の住んでいる島根県安来市は本日がクリーンアップデイでしてあちらこちらでゴミ拾いをしている姿を見ましたね。
大体この日に合わせまして自宅の前の溝掃除をする事になっておりますので本日は少し早めに起床しまして掃除をしておきました。
最近は下水道が完備されていますのでこの溝には雨水しか流れないのでそんなにゴミが溜まる事は無いのですが、当家の隣りが未舗装の駐車場なので土砂が流れ込みますね〜
まあ砂や石だけなので箒ではきましてチリトリで取る程度で綺麗になりました。
溝蓋を外すのはやはり男手が無いと無理なので必然的に掃除は私の仕事になります
父親が健在の時からず〜っとやっている様な気がしますが・・・どうだったかな〜?

この後出勤してから畑のタマネギの収穫した後の片付けをしました
雑草を予防してくれていたマルチシートとシートを抑えるピンを回収してから散らかしていたタマネギの葉っぱや雑草を回収しておきました
あとは苦土石灰をまいてから耕運機で耕すのですがこれは次の天気をよく見ておいて行うしか無いですね〜

さて製作ですね
昨日気になって作り始めたリアウインドウですが余分なパテを削りましてヒートプレスの準備をしています

こんな感じでヒートプレスですね〜
普通は何度かこの作業を繰り返しまして出来のいい物を使う事になりますが
今日は2回目で綺麗な物が出来ました・・・コレなら大丈夫でしょう。

前回と同様にマスキングテープでウインドウを固定しておきましてね裏側から接着剤で止めました
ウインドウは外す時には結構大変でしたが変な所で接着強度を確認した次第です
脇に付いていた接着剤はピンセットで挟んだら簡単に取れましたのでリカバリーは簡単みたいですね

ここからはルーカスのフェンダーミラーの製作にかかります
大きさは写真から判断しますと直径が3mm程度と思われます、大きすぎますとミッキーの耳の様に見えてしまいちょっと不細工に見えてしまうのです。
小さいと存在感が無く・・・大きさはなかなか大変難しい判断ですね
今回はエンドミルの大きさが3.0mmなので外径を3.2mmに決定いたしました。
洋白棒の外径を3.2mmになる様に削ってから中央を3.0mmのエンドミルで凹ませます
深さは今回は0.15mmにしています
ふちの部分がそのぶん飛び出しているのがわかりますね。

厚みが0.25mmになる様に突っ切りバイトでカットします
凹んでいる部分が一番薄いのですがここは0.1mmほどですね

次はミラーの足を作ります
素材は0.5mmの洋白線ですね
曲げて曲げて・・・ルーカスのミラーは足がへの字に曲がっていてなんと無く可愛く見えてしまうのが特徴なんですよ
ボディ側の取り付けの部分はメッキ銅線を丸めたものを通しておく事で雰囲気を出しますよ

ミラーの本体に足をハンダつけします
書いていませんでしたがミラーの本体は中心から外れたところに0.5mmの穴を開けておきます
その穴に足を通しましてミラーが付く面でハンダつけします
裏側にハンダが回らない様に気をつけます
ここでハンダが回ってしまいますと掃除は大変です

次は鏡を作ります
真鍮の丸棒にステンレス板の0.2mmをハンダつけします

ハンダつけしたステンレス板を旋盤にかけて直径が2.9mmになる様に削ります
この銀色の部分だけがステンレス板ですね
この後熱い半田ゴテを当てステンレス板を取り外しておきます

当然ですがこのステンレス板には余分なハンダが付いていますのでペーパーで削ります
この部分は片面ずつの丁寧な作業が要求されますね

両面のハンダを掃除しましたら今度は他の金属板に接着して鏡の様になるまでバフがけをします
まあリューターでの研磨なのですぐに綺麗になります
順番を考え間違いのない作業をすれば完成はすぐそこにあるのです1/43模型はそんなものなのです

次は一手間の作業です
ミラーのつく面でミラー本体と足の部分をハンダつけしましたが
ミラーの付く面から足の部分が少し出っ張っております、これがありますとミラーが綺麗につかないのです
それを精密なニッパでカットしてもいくばくかの出っ張りが出てしまいますのでダイヤモンドビットを使って削ります
ここは普通のビットではダメですよ必ず引っかかって余計な部分を傷つけてしまうのです

ここでミラーを本体に接着します
如何でしょう!?

上の写真ではわかりませんがこのミラーは厚みが0.25mmしかないのです
この厚みの中にミラーと本体が収まっているのは我ながら少々びっくりですね

次はいよいよボディへの取り付けです
位置を決めるためにマスキングテープで位置を決めてゆきます
実車の写真を見て位置関係を割り出してゆきます

穴を開けてミラーを取り付けました
なかなかいい感じですね
キットのミラーはどう見てもシャープさが無かったんですね
こっちの方が100倍良いや〜!って自己満足ですが(笑)


明日はワイパーとエンジンルームの中のパーツをもう少し作りましょう。

ガスキャップエプロン

2018-06-09 21:12:59 | Mini Cooper 998
本日の山陰は朝から曇り時々晴れと言う外で作業をするには絶好の天気でした。
昨日は雨でどうにもならなかったタマネギ掘りを本日決行する事に致しました。
どうしても畑の作業は天気と相談しながら進める事が必要になってきますので昨日の予定通りには行かないのです。
なかなか厳しいですけどね〜仕方が有りません。
昨年の冬に頑張って3300〜3500本の苗を植えておりまして極早生と早生は既に収穫を済ませましたので残りは1800くらいと言った所でしょうか・・・正確な数はわかりません。
と言うか、知らぬが仏でもありますね。
下の写真が中手と言われる赤タマネギですスライスしてサラダで頂きます。
普通に炒めて食べても味は変わりません、美味しいですよ。
こんなに大きい物が出来ました・・・なかなか写真では大きさが伝わらないかもしれませんが過去に作った赤タマネギの中で一番大きいかもしれませんね〜。

今年は赤タマネギはかなり出来が良くて小さい物が少ないですし途中で枯れて無くなってしまった物はごく少数でしたね。
極早生や早生/中手まではなかなか出来が良い年でした。
一輪車に一台分有りましたよ!

普通のタマネギの中で晩生と言われる長期の保存が出来る種類を収穫しました。
当方で植えている晩生は「もみじ」と言われるタイプでして味や歯ごたえは少し落ちますが何と言ってもこの時期に収穫してから年を越して来年2月くらいまで食べられます。
早生や極早生は暑くなってきますと腐ってしまいまして秋までなかなか保ちません、涼しい地方では保つかもしれませんが・・・山陰では難しいですね。
本日収穫した中でのチャンピオンはこちらです・・・結構大きいですよ。

こちらも一輪車に6杯分くらい有りました・・・ガレージの中にシートを敷きまして扇風機で風を送って早く乾燥するように手伝ってやります。
昨日が雨だったので水分が多いので腐りやすいのです、この初期乾燥がスムーズにいかないと保存が難しくなるのです。

全部のタマネギを収穫してガレージの中に運び込むのにほぼ一日かかってしまいました。
明日の山陰は60%の確率で雨の予報が出ていますのでね〜また週明けには台風が近づいてくるという話しも有りましたので他の事を置いておいても今日中に済ませておきたかったのです。
お陰で手がタマネギ臭くなってしまいました・・・お風呂に入らないと取れないっすね〜!

そんな中ですが仕事は仕事です。
少しでも進めます・・・(汗)
昨日はガスキャップエプロンを作りましたが今日はそのガスキャップを作ります。
キットにはメタル製の物にメッキをした物が付属していますが、形状が全くシャープではないので旋盤で作り直しました
ミニの中には昔のレース用のクイックフィラーを付けている物も有りますがガスキャップエプロンなどと言うアクセサリーを作りましたのでコレを使う様な車はクイックフィラーまでは付けていないパターンが多いのです。
ですから直径2.1mmで標準の給油キャップを作ってみました。

このガスキャップエプロンに付いてメールでご質問を頂いたので・・・
実車用のパーツをご紹介しておきましょう
素材は革製が多いみたいですね〜
今ではこの様な給油キャップは余り有りませんから今から流行になる様な事は無いと思いますが・・・まあ当時の流行の雰囲気を伝える為には良いのではないかと思います。

ちなみに実車に装着している例を挙げておきましょう。
形状は多少違う物も有りますが、こんな感じですよ。
給油時に垂れたガソリンがボディに付かない様にするとか、給油用のノズルがボディに直接当たらない様にするというのが当時の売り込みでしたね。
それでも大量に垂れますとボディに付いちゃうんですけどね〜。

カラーは内装のシートに合わせて少し暗めのレッドにしています
オールドイングリッシュホワイトのボディとはなかなか相性が良いと思うのですが・・・

一見何も変わらない様に見えますが・・・
フロントウインドウのウォッシャーのノズルを付けています
コレもまた洋白線0.5mm製です。
先端が丸められていましてバフ掛けしてピカピカに仕上げています。

ナンバープレートの脇にナンバー灯を取付けました
余り目立たないですけどね〜やっぱり無しという訳にはいかないな〜。

ナンバー灯を付けていたらリアウインドウが気になりましてね・・・
ラッカークリアーを塗ったら少し変形したみたいです
今回は特に熱をかけた訳ではないのですが・・・素材に原因が有るのかもしれませんね
もう一度作り直しをします・・・まずはアルミ板で型を作りましょう。

そしてポリパテで裏打ちします
このパテが硬化するまでこの作業は止めておかなければなりませんね〜
この続きはまた明日という事になります。


明日はリアウインドウのやり直しからですね〜
おまけに明日はルーカスのフェンダーミラーを作りたいですね〜