Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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ちょっとトラブルです

2014-08-09 21:17:26 | Ferrari250TR NART 1958
今夜から明日の午前中に掛けて台風11号が接近する予定です。
風はそう強くないですがどこか遠くでゴ~と言う様な風の音が聞こえて来ますが・・・どうなんでしょうね~。現時点ではまだ四国南方の海上に有る様ですが、予想進路を見ると少し東側に進路を変えた様で島根直撃コースでは無くなっています。
どちらかと言えば鳥取の東側か兵庫県辺りを横断して日本海に抜けてゆく様な進路に見えます。
被害が出ない事を望みますね。

被害と言えば順調に進んでいた250TRですがここに来て小さなトラブルが有りました。
ボンネットを塗装する為に固定用のピンを目玉クリップで挟んでいたのですが金属疲労で半分くらいのところから折れてしまいました。
まあ使えない事は無いのですがここは念のためにやり直します。
ピンはボンネットを貫通してハンダ付けで取り付けられていますので折れたピンを削り取って新たな穴を開口します。

最初と同じ様に0.5mmの真鍮線を通しておいてハンダ付け・・・後は削って仕上げます。
塗料は全て削り落としまして再塗装に備えます。

サフを塗りました。
厚くならない様に少しずつ塗ってゆきます、硬化後に中研ぎを入れておきます。

サフが硬化するまでにドライバー後部の旧NARTのマークを貼ろうと・・・探しましたが予備で作っていたデカールが無い・・・15分探しても無いので作り直しですね。

ところが、データを探してもPCの中にどこにも無いのです。
仕方が無いからデータから作り直しました。
今回は下地のホワイトを2回印刷して透けを徹底的に無くしました・・・如何でしょう?せっかく作り直しをしますからより良い物を・・・と言う気持ちですね。

デカールを貼りましたが上側が前側に少し倒れている様に見えませんか?
もしそう見えたらOKですね。この部品は後ろになる尖った部分が反対側に比べて低い位置に・・・つまり斜めに付きますので上側が右に倒れている様に貼っておく訳です。

ゼッケンのデカールを貼ってみました。
やはりカーナンバーが入ると良いですね。

いつの間にかボンネットにボディカラーが塗られています。
次はセンターのストライプを塗ります、ここはバルジが有りますのでラインは塗りで表現致します。
ボンネットをボディに載せておいて細切りにしたマスキングテープを前後のラインに合わせて貼ってゆきます。

ボンネットをボディから外して塗らない部分にマスキングテープを貼ってマスキングします。

ラインの塗装は厚みを嫌うのでラッカーを使って塗っています。

いよいよ最終組み立てを始めます。
最初はタイヤマークからですね

今回タイヤはABS樹脂の丸棒から岸田さんが削り出されたものです、お客様の支給品なのですがせっかくなので無塗装で使ってみようと思います、ただし透明なニス部分が目立ちますのでなるべく二スが無い様にギリギリをカットして使っています。

まず前輪を接着します・・・。
続いて後輪を接着します。
F-1の模型ではよくやりますが真鍮のブロックなどを使って平行や垂直を厳しく出して接着します。

いかがでしょうかニスの部分が余り目立たないでしょ?

ここでちょっと問題が・・・スピナーは何を使おうかという事ですね。
この岸田製のホイールにはスピナーが付いていないのです。
普通ならエッチングを使うのですが他の4台はボシカホイールを使っていますので立体感の有るスピナーが付属しているのです。
この作品にだけエッチングの薄い物を使う訳にもいかないのじゃないかと・・・
仕方が無いので在庫に有ったボシカ製のスピナーをホイールから抜いて使いましょうか・・・バフをかけて磨いておきました。



いよいよ台風が直撃か!?

2014-08-08 21:39:34 | Ferrari250TR NART 1958
台風11号が北上しています。
明日の夜半から明後日にかけて、九州、四国、中国地方を直撃しそうなルートを通っていますね。
山陰は明後日の午前中がピークらしいのですが・・・
今日は午前中に雨の中ブルーベリーを収穫していました。
台風が接近すると雨が降り実が裂けてしまいますし強風で落果しますからその前に収穫をしておこうと朝はかなり早めに出勤して穫っていました。
家内も1時間くらいは収穫していましたが開店時間になりますと店内にての業務が待っていますからそれ以降は自分の手だけが頼りです。
結局12時過ぎまで頑張って全てのブルーベリーの木から収穫しました。
成果ですか?中4日開けていましたので過去最高の11kg程も収穫が有りました。
家内はその後に生食用とジャム用に分けて店頭でいくらかは販売しました。
明日から4~5日空ければまたいくらかは収穫出来ると思いますので台風が通り過ぎてから様子を見ながら収穫ですね。
午後からは安来市文化協会のあかり展の受付当番で出掛けておりました。
色々な作家さんが作られた色々な素材のあかりを展示しておりまして中は暗くエアコンが効いて涼しいのでブルーベリーの収穫で疲れた体でこんな所に居るとすぐに眠くなります・・・(笑)


250TRの方を進めましょうかね~
昨日塗装をした部品を部品箱に収納しました
中には再びマスキングをして塗らないといけない物も有りますのでマスキングをしてから再び乾燥機の中に入れておきます。
また裏側も塗りたいフロントのインテークのネットなどは持ち手を付け替えて再び塗裝ブースに入れておきましょう。

ボディの方はデカールを貼りたいのですがまずはゼッケンサークルの透け防止のデカールを貼っています。

センターのラインもモデラーズのカラーデカールを切って貼っています。
今日は短時間では有りましたがデカールのベースとなるべき部分は何とか完了しました。

明日はデカールを貼ってしまいたいですね・・・そう言えばNARTのデカールのデータが見えなくなってしまいました、捨てちゃったんでしょうか??
作り直しになりそうですね。

芝刈り完了しました

2014-08-07 17:17:04 | Ferrari250TR NART 1958
本来なら来週の水曜日、つまりお盆の予定だったのですが13日にはお盆休み中なので営業をします、また13日に地元TV局の取材が入りましたので1週間前倒しで芝を刈りました。
今日の芝刈りは強力な助っ人(親戚の中学生です)が手伝ってくれたので朝8時から11時くらいには終わっちゃいました。
バラ園の通路は夕方になって私が刈りましたが・・・おかげで楽が出来ました。
また手伝ってくれないかな~(笑)
また今日芝を刈ったのには訳が有りまして・・・そう天候なんですよ。
今日も降水確率は結構高かったはずですが夕方に雷とと共に少し降っただけで何とかなりましたがこれ以降の今週末は多分台風11号の接近で荒れ模様になると踏んだ訳!
いくら何でも台風の中芝を刈る訳にはいかないですしね・・・。

さて最後の250TRですが相変わらずボディの表面仕上げを行なっています。
と言うのも1958年のNo.18から1959年のNo.17番に変更になったので仮組を解いてからボディの変更をしましたのでボディの表面が多少凸凹が気になるのです、しかもメタリックブルーに塗るので下地の凹凸はNGなんですよ。

リアのこの部分も少し気になりまして、やり直しですね。
最初は気にならなかったんですけどね。

ボディカラー以外の部品はカラーを入れています。
シャーシはセミグロスで塗りました。
この部分は塗膜を薄く仕上げたいのでラッカーを使っています、ウレタンのフラットブラックも有るのですが組立て時に塗膜が厚いと誤差が大きくなりますからね。
適材適所ですよ。

フェラーリのエンジンブロックはアルミなので当たり前にシルバーですね。
まあブロックは鋳鉄ですと錆び止めを塗ってありまして色々なカラーになっていますね。

カムカバーは赤く塗らないといけないのでシリンダーヘッドの部分をマスキングしています。
丁寧なマスキングをしないと吹き漏れが出てしまいます。

カムカバーを塗りました、まだ塗ったばかりなので艶が有りますが乾くとフラットレッドになりますよ。
今回はお客様のご要望で文字も赤く塗っております。

ボンネットのストラップは明るめの茶色ですね。
ダークブルーメタリックのボディカラーの上で結構良い感じに目立ちます。

シートはダークブラウンですね。
これもまたフラットで仕上げます。

いよいよボディカラーです。
このカラーはすでに調色しておりますので前回と同じ色で塗る事が出来ます。


250TRはバラバラになりました!

2014-08-05 21:27:39 | Ferrari250TR NART 1958
今日も降水確率は50~60%だったのですがまとまった雨は全く降らず道路が濡れてしまう様な雨もなかったですね。
こうなれば週末の台風11号に期待する他有りません。

さて昨日はアセトンに浸けたところまで更新をしましたが今日はすっかりバラバラになっています。

この箱の中は塗装を基本的にしないもの又は少し特殊な塗り方をする物を分けて入れています。

シャーシやボンネットはまだ下処理が必要な物ですね。
今回はタイヤやホイールは岸田製ですので基本的にそれをいかす方向で進めましょう。

メタルを盛ったフロントフェンダーやダクトの部分を大きめのヤスリでザクザク削ります。
この様な部分の整形は大きめのヤスリで削るのに限りますね小さめの物ではかえってラインを出し難いです。
大きめヤスリでラインを出す事を気を付けて削ります。

荒いヤスリで削った後は細かなめのペーパーで傷を消します。
サフで隠れる大きさといえば320番くらいでないとダメですね。

全体を削って整えたところですね。
ダクトや短いフェンダーの痕跡はもうどこにも見えませんね~。

小さめの傷や筋彫りの修正にはパテを使います。
塗り込んでおいて0.2mmのタガネで掘っておきます。

パテを研ぎましたもうほとんどのパテを削ってしまいましたのでパテの色は残っていないですね。

他の部品もサフの準備をしますが一つ一つ確認をして必要な部分には盛ったり削ったりを繰り返します。
そして持ち手に留めてサフの準備ですね。

サフを入れてみました・・・1発ではなかなか決まらないのでこの後また削りが待っていますね。
下地処理はなかなか時間がかかります。
でも今出来る事をしておかないとね・・・後で後悔するのは嫌ですからね。

今日机の片付けから始めました!

2014-08-04 22:00:58 | Ferrari250TR NART 1958
今日は曇り時々雨と言った天気でしたね。
相変わらず元台風に向けて南風が吹き込むのか湿度は高く暑い・・・でも昨日よりはマシかな。
今月の終わり頃にアバルトの次の車が来る予定です、ここはあくまでも予定という事でご理解を頂きたいのです。
なにせ製造から20年も経過している古い物ですので2ヶ月くらい前から整備中なんですが部品の手配や実際の修理には予定が立たない程の時間がかりますのは今まで多数の車歴を誇っています(笑)ので容易に想像ができる物であります。
ですから納車が延期になったり、最悪の場合納車が中止になる可能性も十分に考えられる物なんです。
ちなみに僕の持っている洋書に室内の画像が有りましたので・・・こんな感じで室内は全てオリジナルの内装に張り替えられていますね。
これでオリジナル(新車時のと言う事です)なんですね。

車種はまだ内緒ですよ、国内にはこれ1台しか無いかもしれません・・・かもですが。
写真も見た事が無いのです。
内装はどうやら2種類有る様で外装が黄色な物はこれの様です。

まあ来るか来ないか分らぬ物ですので私の妄想と思って下さい(笑)

さて昨日250TRの1958年No.17が完成しましたのでここらで散らかった机の上を片付けなければなりません。
ま~酷いね~こんなに散らかしたままで・・・いけませんね。

塗料も塗装ブースの中に片付けて工具も引き出しの中に収納・・・掃除機を掛けて・・・。
机の上が広くなりました(笑)

さて最後の1台を分解しましょうかね。

分解前に確認事項です。
最初の予定では1958年のNo18を作る予定でしたが、1959年のNo.17をご覧になられたお客様が予定を変更して後者を作って欲しいと言うことになりました。
シャーシ番号は同じですが1958年の事故の後ボディを載せ替えている様なのでボディをやり直しをしなければなりませんが無理では有りません。
シャーシ側は樹脂系の部品を外してアセトンにドボンです(笑)

ボディ側はライトの内側のダクトを外します。
1959年はこの部分にダクトは無いのです・・・外したらメタルで埋めないとね。

フェンダーの長さも短くしていますので元通りに長くします。
この様な場合は画像の様に真鍮線をメタルで埋めてゆきます、こうする事でこの真鍮線がガイドになりまして盛りやすくもなりますし削る場合もガイドになりますから作業が綺麗にしかも楽に進みますよ。
最初は位置を決める為に何カ所か決めてハンダ付けします。

そして真鍮線の位置が決まったらメタルを盛ってゆきますがなだらかなラインを作りたいので盛る範囲が意外と広いですね。

反対側も・・・この通りです。

ダクトの部分にもメタルを盛りますがここはボディがかなり厚いので熱がたくさん必要となりますので余り焦らずじっくりと作業をしなければなりません、スが残ってしまいますと塗装時にかならずもんだいがでてきますからね~。

そしてアセトンに・・・
何故アセトンに浸けて分解する前にメタルを盛ったのかと言うとアセトンには瞬間接着剤の成分が溶け込んでいますのでアセトンに浸けてから取り出した途端にアセトンが蒸発しアセトンの溶け込んでいる瞬間接着剤がボディの表面で固まって薄い皮膜を作ります、そうすると不純物によってメタルの中にスが出来やすくなるのです。
ですから先に盛っておいた訳なんですね。
順番一つで作業の効率がかなり変わって来るのです。

明日は久々に虹を見られれば良いですね。